土橋郁矢

土橋 郁矢

土橋 郁矢（とばし ふみや、2001年2月13日 - ）は、日本のプロラグビー選手。現在、ジャパンラグビーリーグワンに加盟するレッドハリケーンズ大阪に所属しており、主にスタンドオフ（SO）のポジションを務めている。

経歴

岩手県に生まれた土橋は、幼少期に北上ラグビースクールでラグビーに初めて触れ、そのキャリアをスタートさせた。その後、岩手県立黒沢尻工業高等学校に進学し、高校ラグビー界で経験を積んだ。2019年に同校を卒業後、東洋大学へ進学。大学ラグビーの世界でさらなる成長を目指した。

東洋大学ラグビー部では、その才能を開花させた。特に大学最終学年となる2022年度シーズンには、チームの副将という重責を担った。リーダーシップと卓越したプレーでチームを牽引し、創部以来初となる全国大学ラグビーフットボール選手権大会出場という歴史的快挙に大きく貢献。大学ラグビー界における自身の存在感を示すと同時に、チームの躍進の立役者の一人となった。

プロ入りとレッドハリケーンズ大阪でのキャリア

大学での目覚ましい活躍が認められ、土橋は大学在学中の2023年1月、アーリーエントリー制度を利用して、当時のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪（現・レッドハリケーンズ大阪）への加入が発表された。学業とラグビーの両立を図りながら、プロ選手としての準備を進めた。同年3月には東洋大学を無事卒業し、本格的にプロラグビー選手の道を歩み始めた。

プロ契約後、土橋はチームに合流し、ジャパンラグビーリーグワンでのデビューを目指した。そして、2023年12月9日に開催されたJAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24シーズンの開幕節、対九州電力キューデンヴォルテクス戦において、記念すべきリーグワン公式戦初出場を果たした。この試合に先発メンバーとして出場したことは、彼のプロキャリアにおける重要な一歩となった。

レッドハリケーンズ大阪の一員として、土橋はスタンドオフとしてゲームメイクやキック、パスといったスキルを活かし、チームの勝利に貢献することが期待されている。若手選手として、今後のさらなる成長と活躍が注目される存在である。

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