在ラスパルマス領事事務所

在ラスパルマス領事事務所について

在ラスパルマス領事事務所は、スペイン王国カナリア諸島の主要都市であるラス・パルマスに設置されている日本の領事事務所です。カナリア諸島は、グラン・カナリア島、テネリフェ島など7つの島から成り立ち、この領事事務所はこれらの島々を管轄しています。2024年3月からは、山田真示氏が所長として着任しています。

沿革

1952年4月28日: サンフランシスコ平和条約の発効により日本が独立し、第二次世界大戦で中断していた日本とスペインの国交が再開されました。
1966年4月26日: 在ラスパルマス日本国総領事館が開設されました。
2003年4月1日: 総領事館が廃止され、代わりに在ラスパルマス出張駐在官事務所が設置されました。
2014年8月1日: 出張駐在官事務所は在ラスパルマス領事事務所に改称されました。
2020年1月17日: 事務所がサンティアゴ・ルシニョール通り12番地からトリアナ通り120番地に移転しました。

所在地

現在の領事事務所は、ラスパルマス市内のトリアナ通り120番地に位置しています。

管轄地域

カナリア自治州全域が管轄下にあり、具体的には以下の島々が含まれます。

グラン・カナリア島
テネリフェ島
ランサローテ島
フエルテベントゥーラ島
ラ・パルマ島
ラ・ゴメラ島
エル・イエロ島

休館日

領事事務所は、スペインの祝日に加えて、カナリア自治州の祝日であるカナリアの日や、ラスパルマスの祝日であるカーニバル（謝肉祭）やラスパルマス市設立記念日も休館となります。

主要事件

日本画「銀盆に盛る」消失疑惑（2007年）

2007年、在ラスパルマス駐在官事務所に所蔵されていた日本画「銀盆に盛る」の所在が一時不明となり、消失疑惑が浮上しました。

2007年5月25日: 週刊金曜日の報道により、美術品リストから「銀盆に盛る」が消えていることが発覚。
2007年5月29日: 鈴木宗男衆議院議員が国会で質問主意書を提出し、絵画の所在について追及。
2007年6月8日: 政府答弁により、絵画が外務本省に移管され、適切に保管されていることが判明。消失ではなく移転であったことが明らかになりました。

関連情報

この領事事務所は、在スペイン日本国大使館および在バルセロナ日本国総領事館と連携して業務を行っています。

参考リンク

在ラスパルマス領事事務所案内
* 同 (スペイン語)

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