地福駅

地福駅について

地福駅（じふくえき）は、山口県山口市阿東地福上字惣原に位置する西日本旅客鉄道（JR西日本）山口線の駅です。この駅は山間にあり、美しい自然環境に囲まれています。特に、田畑が広がる風景や流れる阿武川が魅力です。無人駅でありながらも、訪れる人々にとって安らぎのスポットとなっています。

歴史

地福駅は1918年11月3日に開設され、その後、山口線の一部として利用されてきました。元々は鉄道院が管理しており、当初は貨物の取扱も行われていましたが、1971年にはその業務を終了しました。1984年に荷物扱いが廃止され、無人駅へと移行しました。その後、1987年に国鉄分割民営化に伴い、JR西日本に移管されました。

2013年7月には、豪雨災害により山口線全体が運休しましたが、当駅を含む新山口駅までの区間は、2013年8月5日には復旧しました。津和野駅への運行再開は、2014年8月23日と言う時間を要しました。これらの出来事を経て、地福駅は地域交通の一環として重要な役割を果たしています。

駅の構造

地福駅は、島式ホームを持ち、列車の行き違いが可能な地上駅です。ホームへは構内の踏切を通じてアクセス可能となっています。管理は新山口駅が行っている無人駅であり、自動券売機などの設備は整っていません。プラットフォームには、行き違いに対応するための通路が設けられていますが、安全側線は設置されていないため、運行の際は注意が必要です。

利用状況

近年の地福駅の利用状況は、日々の平均乗車人員が増減している傾向にあります。具体的な数字は公開されていませんが、交通の利便性や自然環境が訪れる人々に支持されていることが伺えます。

駅周辺の環境

地福駅の周辺は自然に恵まれた地域であり、田畑が広がる美しい風景が広がっています。駅から西側の中学校付近には、住宅も多く見られ、地域のコミュニティが醸成されています。南側には阿武川が流れており、その近くを国道9号線が通っています。さらに、国道を少し外れると養蜂園や山田神社（天神社）があります。

駅の北側には観光農園「しもせりんご村」や地福八幡宮もあり、これらのスポットは訪問者にとって興味深い地域の魅力を提供しています。

近隣の施設

地福郵便局
山口市立阿東中学校
山田神社（天神社）
しもせりんご村（観光農園）
* 地福八幡宮

これらの施設は、地福駅を訪れた際に気軽に立ち寄ることができ、地域の文化や風景を体験する助けになります。ですから、地福駅は憩いの場でありながら、地域の名所への起点ともなる存在です。

隣接する駅

地福駅の隣には名草駅と鍋倉駅があり、SLやまぐち号の臨時停車駅としても知られています。

地福駅は、山口県の魅力を感じることのできる駅として、訪れる人々に新たな体験を提供し続けています。ぜひその美しい自然と共に、訪れてみてはいかがでしょうか。

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