津和野駅

津和野駅

津和野駅は、島根県鹿足郡津和野町後田に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）山口線の駅です。津和野の観光拠点として知られ、SLやまぐち号の終着駅としても有名です。

歴史

津和野駅は、1922年（大正11年）に国有鉄道津和野線の終着駅として開業しました。その後、山口線の延伸に伴い、同線の途中駅となりました。かつては機関区や支所が置かれ、鉄道の要衝として機能していました。

1922年（大正11年）：津和野線が延伸、終着駅として開業
1923年（大正12年）：山口線が開通し、途中駅となる
1977年（昭和52年）：現在の駅舎が竣工
1987年（昭和62年）：国鉄分割民営化によりJR西日本が継承
2013年（平成25年）：豪雨災害により一時全線が運休
2021年（令和3年）：みどりの窓口が営業を終了、無人駅となる
2022年（令和4年）：駅開業100周年

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。駅舎は上り線側にあり、跨線橋でホームと繋がっています。構内には蒸気機関車用の転車台や留置線があり、往時の面影を偲ばせます。駅前にはD51 194が静態保存されています。

島式ホーム1面2線
蒸気機関車用転車台
D51 194が静態保存

のりば

駅弁

かつては「くぼた」が駅弁を販売していましたが、2021年に一時営業を終了。その後、復活の要望を受け、期間限定で販売を再開しました。幕の内弁当や山菜弁当など、地元の食材を使った駅弁が人気を集めています。

幕の内弁当（予約販売）
山菜弁当つわぶき（季節弁当）
かしわめし弁当

利用状況

2022年度の1日平均乗車人員は130人です。かつては観光客や地域住民で賑わっていましたが、近年は減少傾向にあります。

駅周辺

津和野駅は、旧津和野町の中心部に位置し、周辺には観光名所や宿泊施設が点在しています。城下町の風情が残る津和野伝統的建造物群保存地区も近く、歴史散策を楽しむことができます。

津和野町津和野伝統的建造物群保存地区

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

■山口線

船平山駅 - 津和野駅 - 青野山駅

津和野駅は、SLやまぐち号の終着駅であり、特急スーパーおきも停車します。観光の拠点として、また鉄道ファンにとっても魅力的な駅です。

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