地芳峠

地芳峠について

地芳峠（じよしとうげ）は、愛媛県上浮穴郡久万高原町と高知県高岡郡檮原町の境に位置する重要な峠です。この峠は国道440号の一部で、四国カルスト地帯の中でも特に美しい地域に位置しています。

地形

デヨシ峠の標高は1,084メートルであり、そのため周囲の風景は非常に印象的です。四国カルストの中央に位置し、峠の東側には姫鶴平や天狗高原、西側には大野ヶ原といった広大な高原が広がっています。これらの高原は美しい景観を提供し、観光客にとっても見逃せないポイントです。残念ながら、峠自体には観光関連の施設は少ないものの、四国カルスト観光の中心地としての機能を果たしています。

歴史

地芳峠は古くから人々の行き交う道でした。伊予国柳谷村と土佐国檮原町を結ぶ峠道は、地域の住民によって利用されてきた歴史があります。1964年3月には、峠を含む地域が四国カルスト県立自然公園に指定されました。この指定により、道路や観光施設の整備が進められました。しかし、当時の旧道は急峻な山岳地帯を通っており、冬季には降雪や凍結によって通行が困難になることも多かったため、新たに地芳トンネルが建設されることになりました。このトンネルによって、交通の便が大きく向上し、四季折々の美しい風景を楽しむためのアクセスが改善されました。

アクセス

今でも国道440号の旧道が通っており、峠の前後には山の斜面に沿った曲がりくねった道路が続いています。運転する際は注意が必要ですが、その先に待ち受ける風景は運転を楽しませてくれます。2011年11月には、峠の下を通る地芳トンネルを含む新しいバイパス道路、地芳道路が開通しました。この道路を利用することで、よりスムーズに峠を超えることができるようになり、観光客にとっても利便性が向上しました。

結論

地芳峠は美しい自然に囲まれた峠であり、地域の古い道としての歴史を持っています。その自然公園指定以来整備が続けられ、訪れる人々に感動を与えている場所でもあります。周辺の美しい高原と共に、訪れる価値のあるスポットです。旅の計画の一部として、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

もう一度検索