坂本末雄

坂本末雄

坂本末雄（さかもと すえお、1890年12月16日 - 1966年9月28日）は、大日本帝国陸軍の軍人であり、最終階級は陸軍中将です。熊本県出身で、陸軍士官学校と陸軍大学校を卒業しています。

軍歴

1938年3月に陸軍歩兵大佐に進級し、同年6月には歩兵第53連隊長に就任しました。日中戦争では、武漢攻略作戦に参加しています。1939年8月には関東軍司令部附となり、その後、船舶輸送関連の部署を歴任しました。1941年9月には第44碇泊場司令官に任命されています。

1942年7月には第2船舶輸送地区隊長に転じ、同年8月には陸軍少将に進級しました。同年12月には第4船舶輸送司令官に就任し、輸送作戦の指揮にあたりました。1944年7月には独立混成第40旅団長を経て、独立混成第39旅団長に就任しています。

1945年4月には陸軍中将に進級しましたが、終戦時はラバウルにいました。戦後、1948年1月には公職追放の仮指定を受けています。

人物

坂本末雄は、陸軍大学校を卒業したエリート軍人であり、日中戦争や太平洋戦争において、輸送部隊の指揮官として重要な役割を担いました。終戦時はラバウルに駐屯しており、激戦地での指揮を経験しています。

参考文献

福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。

もう一度検索