坂祝駅

坂祝駅（さかほぎえき）

坂祝駅は、岐阜県加茂郡坂祝町取組に所在する、東海旅客鉄道（JR東海）高山本線の駅です。その読み方の難しさから、難読駅の一つとして知られています。駅番号はCG06。

歴史

1921年（大正10年）11月12日に、高山線（1934年に高山本線へ改称）の各務ヶ原駅 - 美濃太田駅間が開通した際に開業しました。当初から旅客と貨物の両方の取り扱いを行っていました。

1973年（昭和48年）4月20日：専用線発着を除く貨物取り扱いを廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物取り扱いを廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東海と日本貨物鉄道（JR貨物）の駅となりました。
2002年（平成14年）3月：本巣駅からのセメント輸送が廃止。
2004年（平成16年）4月1日：無人駅化。
2007年（平成19年）
3月17日：貨物列車の最終運行日。東藤原駅からのセメント輸送の臨時専用貨物列車が廃止。
4月1日：JR貨物の駅が廃止され、貨物取り扱いが終了。
2010年（平成22年）
3月12日：駅舎に乗用車が突っ込む事故が発生。
3月13日：ICカード「TOICA」が利用可能となりました。
2024年（令和6年）9月7日：開業時からの駅舎が閉鎖され、仮出入口が使用開始。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。線路とホームは東西方向に伸びており、南側のホームが1番線（上り本線）、北側のホームが2番線（下り本線）です。下りホームへは屋根のない跨線橋で移動します。

貨物取り扱いを行っていた頃の名残で、下り本線の北側には側線が4線残っています。

木造駅舎は1番線に接しており、美濃太田駅が管理する無人駅です。2010年3月にTOICA専用の簡易改札機が設置されました。かつてはJR貨物が駅業務を受託する業務委託駅で、JR全線きっぷうりばも開設されていましたが、鵜沼駅からの名鉄電車の乗車券は購入できませんでした。駅舎内にはトイレが併設されています。

高山本線の北側には、デンカ坂祝サービスステーション、太平洋セメント（旧・日本セメント）坂祝サービステーション、太平洋セメント（旧・小野田セメント）美濃サービスステーションが並んでいます。各施設へは側線から専用線が分岐し、セメントを荷役する設備がありましたが、2007年3月までに全て使用されなくなりました。また、駅東側には小西砕石工業所への専用線もありました。

2024年9月から駅舎の建て替え工事が開始され、新駅舎は坂祝郵便局と一体化した建物となる予定です。新駅舎の建設と所有は日本郵便が行い、2026年3月の開業を予定しています。新駅舎開業後も、郵便局職員が駅業務を行うことはなく、坂祝駅は無人駅のままとなります。

のりば

利用状況

「岐阜県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りです。

2005年度 - 477人
2007年度 - 479人
2008年度 - 496人
2009年度 - 479人
2010年度 - 449人
2011年度 - 436人
2012年度 - 429人
2013年度 - 451人
2014年度 - 432人
2015年度 - 411人
2016年度 - 402人
2017年度 - 397人
2018年度 - 401人

駅周辺

坂祝町役場
坂祝町立坂祝小学校
日本ライン
* 坂祝町コミュニティバス「坂祝駅」停留所

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

高山本線

鵜沼駅 (CG05) - 坂祝駅 (CG06) - 美濃太田駅 (CG07)

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