鵜沼駅

鵜沼駅

鵜沼駅（うぬまえき）は、岐阜県各務原市鵜沼山崎町に位置する、JR東海高山本線の駅です。名鉄新鵜沼駅と隣接しており、相互乗り換えが可能です。駅番号はCG05で、「JR鵜沼駅」と通称されることもあります。

歴史

鵜沼駅は、1921年11月12日に高山線（後の高山本線）の各務ヶ原駅 - 美濃太田駅間の開通と同時に開業しました。当初は旅客と貨物の両方を扱っていましたが、1984年に貨物、1985年には荷物の取り扱いを廃止しました。

1932年には、名岐鉄道（現在の名鉄）犬山線から高山本線への直通列車が土日限定で運行を開始しました。1972年には、高山本線と名鉄犬山線新鵜沼駅を結ぶ短絡線が新設され、名鉄からの乗り入れ急行「北アルプス号」のスイッチバック運転が廃止されました。

1987年の国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となりました。2001年には、特急「北アルプス号」の廃止により、高山本線と犬山線間の直通列車がなくなりました。

2004年には駅前が整備され、ロータリーとビオトープ池が設置されました。2005年には、1番ホームの倉庫で火災が発生し、倉庫が全焼、跨線橋も一部が焦げる被害が出ました。

2009年3月29日には、橋上自由通路が完成し、橋上駅となりました。2010年にはICカード「TOICA」が利用可能になりました。

鵜沼駅・新鵜沼駅改良工事

2007年から、鵜沼駅と名鉄新鵜沼駅を結ぶ橋上通路の建設工事が進められました。2009年3月29日に新しい橋上駅舎が使用開始となり、改札口の新設、券売機の設置、エレベーターや簡易型発車標が設置されました。また、従来の階段は撤去されました。これにより、改札が分離されました。

駅構造

鵜沼駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線の地上駅です。一部の特急「ひだ」が停車します。橋上駅舎には改札口が1ヶ所あります。自動券売機、自動改札機（TOICA対応）、JR全線きっぷうりばが設置されています。各ホームにはエレベーターが設置されており、バリアフリーに対応しています。

駅業務はJR東海交通事業の職員が担当しており、岐阜駅が管理しています。

橋上の自由連絡通路は「鵜沼空中歩道」と呼ばれ、駅を利用しなくても通行できます。この通路は、名鉄新鵜沼駅の駅舎まで続いており、途中には名鉄新鵜沼駅東改札口への下り階段や月極駐車場への出口があります。

のりば

（出典：JR東海:駅構内図）

利用状況

近年の1日平均乗車人員は、名鉄新鵜沼駅に比べて少ないですが、岐阜駅までの所要時間が短く運賃も安いため、近年は利用客が増加傾向にあります。

駅周辺

施設

郵便局：各務原南町郵便局（新鵜沼駅改札より徒歩5分）、各務原東郵便局
金融機関：十六銀行、大垣共立銀行、岐阜信用金庫
売店：かつては改札付近にありましたが、現在は自動販売機のみです。
MEGAドン・キホーテ 鵜沼店

交通

名鉄新鵜沼駅（犬山線・各務原線）

バス路線

「JR鵜沼駅」停留所から、以下の路線バスやコミュニティバスが発着しています。

岐阜バス：鵜沼緑苑団地線（緑苑口方面）
各務原市ふれあいバス：鵜沼線（右回り、左回り）（鵜沼宿駅方面）、東西線朝夕便（名電各務原駅方面）

隣の駅

特急「ひだ」の隣の停車駅：下り（美濃太田駅）、上り（岐阜駅）

東海旅客鉄道（JR東海）

高山本線
各務ケ原駅 (CG04) - 鵜沼駅 (CG05) - 坂祝駅 (CG06)

脚注

注釈

出典

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
名鉄新鵜沼駅

外部リンク

* 鵜沼駅 - 東海旅客鉄道

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