坪井一宇

坪井 一宇（つぼい かずたか）

坪井一宇は1939年7月15日に大阪府大阪市で生まれ、2020年11月9日に81歳で亡くなった日本の政治家です。彼は元参議院議員であり、2期にわたって国政に携わり、従四位を授与されました。

経歴の概要

坪井は、1962年に関西大学法学部を卒業し、同年4月にミドリ十字に入社しました。その後、1975年に大阪府議会議員に当選し、連続して4期務めました。この間、警察常任委員会の委員長や第81代大阪府議会議長に就任し、最年少での議長としての称号を得るなど、早くから地域政治に大きな影響を与えました。

1987年12月には、自民党から参議院大阪府の補欠選挙に立候補し、見事初当選。この時、自民党幹事長であった安倍晋太郎が率いる派閥・清和研に参加しました。その後、1989年の第15回参議院議員通常選挙では落選したものの、1992年の第16回選挙では再び当選を果たしました。

政治活動と役職

当選後、坪井は1994年から1996年まで参議院沖縄及び北方問題に関する特別委員長を務め、1996年には通商産業政務次官に就任。その後、1997年には国土政務次官として国の政策に貢献しました。しかし、1998年の第18回参議院議員通常選挙や2000年の第42回衆議院議員総選挙では次点で落選しました。2007年には国民新党から比例区で立候補しましたが、再び落選しました。

従四位への叙勲

坪井は、政治活動の傍ら、2009年に旭日重光章を受賞しています。2016年には自民党に復党し、彼の政治活動は長年にわたって続きました。残念ながら彼は2020年11月9日、呼吸不全のため大阪市の病院で亡くなり、同日のうちに従四位に叙されています。

家族とメディア活動

坪井の家庭では、妻の坪井まきが2003年に自由民主党から大阪市議選に立候補したものの落選しています。また、彼の長女は元衆議院議員細野豪志の政策担当秘書であり、さらに参議院議員中村哲治と結婚しました。中村は2006年に亡くなっています。

坪井はメディアにも出演し、ラジオ大阪の『坪井&ヤマケンの新・世直しのツボ』に登場。彼が亡くなった後も、2020年11月29日放送以降は代行パーソナリティを立てて放送を続け、2021年3月28日まで継続しました。

総括

坪井一宇の政治活動は、地方政治から国政まで多岐にわたりました。彼の業績は大阪府や日本全体の政治に多大な影響を与え、多くの人々によって記憶されています。彼の死は地域社会にとって大きな損失であり、その功績は今後も語り継がれることでしょう。

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