城西大学附属城西中学校・高等学校

城西大学附属城西中学・高等学校について

城西大学附属城西中学・高等学校（じょうさいだいがくふぞくじょうさいちゅうがく・こうとうがっこう）は、東京都豊島区千早に所在する私立の中高一貫校です。学校法人城西学園によって運営され、「城西」や「城西大城西」などの略称で呼ばれることもあります。

概要

1918年、実業界の人材育成を目的とした実務学校として創立されました。その後、1924年に教育者の野口援太郎が学園長に就任し、大正自由教育を実践する学校として「城西学園」に改組されました。城西大学と名前がついていますが、設置者は学校法人城西大学ではなく、城西大学の系列校という位置づけです。城西大学への進学枠は確保されています。

同一敷地内には城西放射線技術専門学校がありますが、夜間専門学校であるため、生徒間の交流はほとんどありません。創立記念日は6月18日です。2023年現在、中[[学校]]と高等学校を合わせて約1150名の生徒が在籍しています。

教育目標

建学の精神である「報恩感謝」を基盤とし、自立した人格を形成し、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。大正自由教育の理念である「天分の伸長」「個性の尊重」「自発活動の尊重」「人間の尊厳」「平等主義」を重視し、人間愛に根ざした教育を実践しています。

特色

以前は学力や男女比を均等化した「自然学級編成」を行っていましたが、現在は高校2年次より文理別、高校3年次より志望学部学科別のクラス編成を行い、他大学受験に対応した教育を行っています。また、スポーツや芸能活動に打ち込む生徒を支援する「CS（Culture and Sports）クラス」を設けています。

国際交流も盛んで、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、中国、韓国、台湾の7か国16校と姉妹校提携を結んでいます。留学生の受け入れも積極的に行っており、各クラスに平均1名の留学生が在籍しています。中学3年次には全員がオーストラリアで海外研修に参加するプログラムも実施しています。

2022年からは日米学術センターと提携し、アメリカの高校卒業資格を取得できる「USデュアルディプロマプログラム」を導入しました。2024年度からは、国公立大学進学に対応したカリキュラムや探究学習を強化する「AC（Academic and Creative）クラス」を設置予定です。

沿革

1918年：城西実務学校設立
1925年：城西学園に改称
1948年：学校法人城西学園に改組、城西高等学校設立
1965年：城西大学設立
1973年：城西大学附属城西高等学校に改称
1991年：城西大学附属城西中[[学校]]設置、中高一貫校となる
2004年：新校舎運用開始

部活動

硬式野球部は、過去に全国高等[[学校野球選手権大会]]に出場した実績があります。陸上部は強豪として知られ、オリンピック選手を育成した指導者が在籍しています。ダンス部も全国大会に出場するなど、活発な活動を行っています。

進路

卒業生の約20%が系列の城西大学、城西国際大学、日本医療科学大学に進学しますが、多くの生徒は他大学や専門学校に進学します。特に薬学や医療系の分野に進む生徒が多く、城西大学薬学部への内部進学者も毎年10名程度います。

著名な卒業生

陸上選手のサニブラウン・アブデル・ハキーム選手や、プロ野球選手の高橋慶彦氏など、各界で活躍する人材を輩出しています。その他、歌手、俳優、アナウンサー、研究者、起業家など、多様な分野で活躍する卒業生がいます。

交通アクセス

東京メトロ有楽町線・副都心線 要町駅より徒歩6分
西武池袋線 椎名町駅より徒歩7分

関連校

城西放射線技術専門学校
学校法人城西大学
城西大学
城西国際大学
城西短期大学
学校法人城西川越学園
城西川越中[[学校]]・城西大学付属川越高等学校
学校法人城西医療学園
日本医療科学大学

外部リンク

公式ウェブサイト

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