要町駅

要町駅について

要町駅は、東京都豊島区要町一丁目に位置する東京地下鉄（東京メトロ）の駅です。有楽町線と副都心線の2路線が乗り入れており、都心へのアクセスが便利な駅として知られています。

駅構造

要町駅は、地下2層構造の駅で、各層に島式ホームが1面ずつ、計2線を有しています。有楽町線ホームが上層、副都心線ホームが下層に位置しており、この構造は、小竹向原駅から池袋駅間において、有楽町線と副都心線が並走しているためです。駅は要町通りの直下にあり、山手通りや首都高速中央環状線山手トンネルとも交差する複雑な構造をしています。この駅は「環六ボックス（要町ボックス）」と呼ばれる巨大な地下構造物の一部であり、道路、地下鉄、ライフラインが一体化しています。

特筆すべき点として、副都心線ホームは有楽町線建設時に既に構築されていましたが、当時は未供用で、2008年の副都心線開業時に内装が整備され、供用が開始されました。副都心線ホームには開業当初から可動式ホーム柵が設置されており、その後、有楽町線ホームにも設置されました。

歴史

要町駅の歴史は、1983年6月24日に帝都高速度交通営団（営団地下鉄）有楽町線の営団成増（現・地下鉄成増）- 池袋間の開通とともに始まります。2004年4月1日に営団地下鉄が民営化され、東京メトロに継承されました。2008年6月14日には副都心線の駅が開業し、2路線が乗り入れる現在の形となりました。また、ICカード「PASMO」は2007年3月18日から利用可能となり、2011年1月8日には有楽町線ホームでホームドアの使用が開始され、同年2月25日には発車メロディが導入されました。

のりば

東京メトロの構内図によると、有楽町線は1番線が和光市方面、2番線が池袋方面です。副都心線は3番線が渋谷・元町中華街方面、4番線が和光市方面です。

発車メロディ

全ホームでスイッチ制作の発車メロディが使用されています。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は38,864人で、東京メトロ全130駅中92位です。過去のデータから、利用者は年々増加傾向にあることがわかります。

駅周辺

駅周辺には、豊島区西部保健福祉センター、池袋消防署高松出張所、立教大学池袋キャンパス、立教池袋中学校・高等学校など、多くの公共施設や教育機関があります。また、豊島区立熊谷守一美術館や各種郵便局、スーパーマーケット、バス路線も充実しており、地域住民の生活を支える重要な拠点となっています。

バス路線

要町駅周辺には、国際興業バスと関東バスが運行する路線バスが発着します。要町駅停留所は山手通りと要町通りの交差点付近にあり、池袋駅や高島平駅、日大病院など、様々な方面へのアクセスが可能です。

隣の駅

東京メトロ有楽町線では、千川駅と池袋駅の間に位置し、副都心線では同じく千川駅と池袋駅の間に位置します。副都心線の急行・通勤急行は通過します。

関連情報

要町駅/Y08/F08 | 路線・駅の情報 | 東京メトロ
要町駅周辺のタウン情報

まとめ

要町駅は、2路線の乗り入れと周辺施設の充実により、利便性が高い駅です。駅の構造や歴史、周辺情報を知ることで、より深く駅を理解することができます。

この情報は、東京メトロの公式情報やその他の信頼できる情報源に基づいて作成されました。

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