埼玉平成中学校・高等学校

埼玉平成中学校・高等学校は、埼玉県入間郡毛呂山町に所在する、学校法人山口学院が運営する私立の中高一貫校です。通称として「埼玉平成」「埼平中」「平成高」などの名称で親しまれています。

教育の特徴

この学校は、中学校からの内部進学生と高校からの外部進学生が、高校では別々のクラスで学ぶ併設型中高一貫校です。全日制普通科であり、多様な進路に対応するため、複数のコースが設置されています。中高一貫教育では、6年間を見据えた継続的な教育が行われています。

建学の精神と教育方針

「為すことによって学ぶ -Learn by Doing-」を建学の精神とし、知性と教養を高め、正義と平和を愛し、勤労と責任を重んじる人材の育成を目標としています。特に、高校では「言葉に強い生徒」を育成し、日本語と英語の能力向上に力を入れています。中学校では、国際社会で活躍できる人材育成を目指した教育に重点を置いています。

校訓と教育目標

校訓は「創造・自律・親切」です。

創造: 積極的に挑戦し、自ら学ぶ生徒を育成します。
自律: 品位と節度を重んじ、責任ある行動を取れる生徒を育てます。
親切: あいさつを率先し、思いやりの心を持つ生徒を育成します。

教育目標としては、徳体知の調和がとれた教育を通じて、21世紀に活躍できる国際人を育てることを掲げています。大学や短期大学への進学を可能にする学力に加え、人間形成にも重点を置き、新時代に対応できる人材育成を目指しています。生徒一人ひとりの個性を大切にし、持てる力を最大限に引き出す指導を行っています。

コース紹介

高校には、特別選抜コース、特別進学コースI、特別進学コースII、進学コースの4つのコースが設けられています。さらに、「進学コース」内には、大学進学を目指しながらサッカーのトップ選手を目指す「進学スーパーサッカーコース」も設置されています。これにより、生徒は自分の興味や進路目標に合わせてコースを選択できます。

部活動

部活動も盛んで、特に女子ソフトテニス部は18年連続で関東大会に出場するなど、数々の実績があります。女子サッカー部は全国大会で3度の優勝を果たしており、ゴルフ部、男子サッカー部、硬式野球部、女子バレーボール部、軽音楽部など、多くの部が全国大会や関東大会に出場しています。これらの部活動を通じて、生徒たちは目標達成のために努力する大切さや、チームワークを学ぶことができます。

沿革

1969年 - 学校法人山口学園が設立。
1984年 - 埼玉女子高等学校として開校。
1988年 - 埼玉高等学校に改称し、男女共学化。
1997年 - 埼玉平成中学校を開校し、中高一貫教育を開始。
2000年 - 埼玉平成高等学校に改称。
2012年 - コース制を再編し、完全週6日制授業へと変更。
2015年 - 進学コース内に進学スーパーサッカーコースを設置。

事故と対応

過去には、ゴルフ部と野球部で生徒が怪我をする事故が発生しました。これらの事故を受け、学校は安全対策の徹底に努めています。ゴルフ部では、指導者が生徒の安全を十分に考慮せず練習を行った結果、生徒が重傷を負う事故が発生しました。また、野球部では、ノックのボールが頭に当たり生徒が意識不明となる事故がありました。

著名な卒業生

卒業生の中には、プロ野球選手の加賀繁氏、プロゴルファーの日下部智子氏、元女子サッカー選手の法師人美佳氏など、各界で活躍する著名人を多数輩出しています。

アクセス

東武越生線川角駅から徒歩約5分と、アクセスも便利です。

関連情報

学校の公式ウェブサイトやFacebookページでは、学校の最新情報やイベントに関する情報が提供されています。埼玉平成中学校・高等学校は、生徒一人ひとりの個性を尊重し、多様な才能を開花させるための環境を提供しています。

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