埼玉県立近代美術館

埼玉県立近代美術館：近代美術と豊かな自然が融合する空間

埼玉県立近代美術館は、埼玉県さいたま市浦和区北浦和公園内にある美術館です。JR北[[浦和駅]]から徒歩3分というアクセス抜群の立地に加え、緑豊かな公園に囲まれた環境は、来館者にやすらぎを与えてくれます。

歴史と変遷：浦和の地に根付く美術の殿堂

美術館の前身は、1957年に開館した埼玉県立美術館です。当初は別所沼公園に位置していましたが、収蔵作品増加に伴い、埼玉会館に移転。その後、1982年、現在の北浦和公園に移転し、黒川紀章氏の設計による現在の美術館として開館しました。この移転を機に、近代美術作品を重点的に収集・展示する方針へと転換されました。

多彩なコレクション：埼玉ゆかりの作家から巨匠の作品まで

3000点を超える所蔵作品は、埼玉ゆかりの作家の作品が中心です。浦和画家の代表格である瑛九や寺内萬治郎の作品に加え、カミーユ・ピサロ、ピエール・オーギュスト・ルノワール、パブロ・ピカソといった近代美術の巨匠たちの作品も収蔵されており、その多様性と質の高さが魅力です。

特に、埼玉ゆかりの作家の作品は、2000点近くを数え、埼玉の美術史を紐解く貴重な資料となっています。コレクションには、絵画だけでなく、彫刻作品なども含まれており、美術館周辺の公園内「彫刻の森」などに展示されています。

館内施設：充実した設備とサービス

館内は3階建てで、各階に展示室や関連施設が配置されています。

3階：美術図書館
2階：企画展示室（様々な企画展が開催されます）
1階：常設展示室、ミュージアムショップ、レストラン
地階：一般展示室（県内のアーティストや美術団体による展示など）

来館者は、展示室だけでなく、美術図書館で資料閲覧したり、ミュージアムショップでお土産を購入したり、レストランで食事を楽しんだりすることもできます。また、館内には数多くの名作椅子が設置されており、「椅子の美術館」としても知られています。

アクセスと開館時間

美術館へのアクセスは非常に便利です。JR京浜東北線北[[浦和駅]]より徒歩3分です。ただし、館内には駐車場がないため、近隣の提携駐車場を利用する必要があります。開館時間は午前10時～午後5時30分（展示室への入場は閉館の30分前まで）です。休館日は月曜日（祝日、振替休日、県民の日の場合は開館）、12月29日～1月3日、その他メンテナンス日などです。

展示作品例

所蔵作品の一部をご紹介します。

カミーユ・ピサロ：「エラニーの牛を追う娘」
ピエール・オーギュスト・ルノワール：「三人の浴女」
パブロ・ピカソ：「静物」
藤田嗣治：「横たわる裸婦と猫」
瑛九：「曇」
寺内萬治郎：「裸婦」
奥原晴湖：「秋景山水」、「仙境群鶴」
橋本雅邦：「長江晴楼図」
* そして多くの埼玉県ゆかりの作家の作品など

これらの作品を通して、近代美術の多様性と、埼玉の豊かな美術文化に触れることができます。

まとめ

埼玉県立近代美術館は、アクセス抜群の立地、充実した施設、そして質の高いコレクションを誇る美術館です。近代美術を深く理解したい方、埼玉の美術史に興味がある方、あるいはただゆったりと芸術に浸りたい方、全ての方におすすめです。ぜひ、一度足を運んでみてください。

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