埼玉県道・千葉県道52号越谷流山線

埼玉県道・千葉県道52号越谷流山線について

埼玉県道・千葉県道52号越谷流山線は、埼玉県越谷市から千葉県流山市に至る主要地方道です。この路線は、両県を結ぶ重要な交通路としての役割を担っています。

概要

起点は埼玉県越谷市南荻島で、国道4号と埼玉県道48号越谷岩槻線が交わる南荻島交差点です。終点は千葉県流山市流山八丁目で、千葉県道29号草加流山線、千葉県道5号松戸野田線、千葉県道280号白井流山線が交わる流山八丁目交差点です。

越谷市内では、かつて瓦曽根交差点から元荒川の南側を通り、大成町交差点へ至る区間が県道に指定されていましたが、後にバイパスが整備され、旧道は市道に変更されました。また、越谷市と吉川市の境を流れる中川には、「吉川橋」と「吉越橋」の2本の橋が県道指定されています。特に吉越橋は、当初は吉川橋のバイパスとして整備されました。

2023年には、後谷地区でバイパスが開通し、埼玉県道21号三郷松伏線との交差点を経て、三郷流山橋へ直通するようになりました。これにより、越谷方向から現道への通行はできなくなりました。三郷市内では、江戸川沿いの区間で県道29号との交点付近に一方通行の上り坂があり、そこから流山橋へ行くことができます。ただし、この道は幅員制限があるため、大型車両は通行できません。

歴史

1982年（昭和57年）4月1日：建設省（現・国土交通省）が主要地方道に指定。
1982年（昭和57年）11月28日：千葉県が路線認定。
1983年（昭和58年）3月31日：埼玉県が路線認定。
1993年（平成5年）5月11日：建設省から、県道越谷流山線が越谷流山線として主要地方道に再指定。
1994年（平成6年）4月1日：整理番号を両県間で「52」へ統一。
2022年（令和4年）4月1日：一之橋交差点から吉川交番前交差点までの区間が市道から本県道に指定。
2023年（令和5年）11月26日：三郷流山橋が開通。
2024年（令和6年）7月5日：一之橋交差点から越谷吉川線との交差点までの区間が4車線化。

路線状況

道路施設

流山橋（江戸川、埼玉県三郷市 - 千葉県流山市）

地理

通過する自治体は以下の通りです。

埼玉県
越谷市
吉川市
三郷市
千葉県
流山市

交差する道路

主要な交差道路は以下の通りです。

国道4号
埼玉県道48号越谷岩槻線
埼玉県道49号足立越谷線
埼玉県道102号平方東京線
埼玉県道67号葛飾吉川松伏線
埼玉県道29号草加流山線
千葉県道5号松戸野田線
千葉県道280号白井流山線

重複区間

以下の区間で他の道路と重複しています。

埼玉県道49号足立越谷線：瓦曽根交差点（埼玉県越谷市瓦曽根） - 瓦曽根2丁目（南）交差点（埼玉県越谷市瓦曽根）（上位道路）
埼玉県道102号平方東京線：大成町七丁目交差点（埼玉県越谷市大成町） - 東町交差点（埼玉県越谷市東町）
埼玉県道67号葛飾吉川松伏線：吉川交番前交差点 - 一之橋交差点
* 埼玉県道29号草加流山線：（埼玉県三郷市早稲田） - 流山八丁目交差点（千葉県流山市流山）（上位道路）

沿線施設

沿線には、様々な商業施設や公共施設、住宅地などが点在しています。

まとめ

埼玉県道・千葉県道52号越谷流山線は、埼玉県と千葉県を結ぶ重要な道路であり、その歴史の中で何度も変化を遂げてきました。バイパスの開通や道路の拡幅など、利便性向上のための取り組みが続けられています。今後もこの道路は、地域の発展に貢献していくことでしょう。

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