埼玉県道32号鴻巣羽生線

埼玉県道32号鴻巣羽生線

埼玉県道32号鴻巣羽生線は、埼玉県鴻巣市を起点とし、行田市を経由して羽生市に至る主要地方道です。地元では「羽生県道」の愛称で親しまれています。

概要

この県道は、鴻巣市、行田市、羽生市の3市を結び、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。起点の鴻巣市宮地交差点から羽生市小松交差点までは2車線、そこから終点の羽生市小松台交差点までは4車線となっており、交通量に応じて道路幅が変化します。羽生市小松台交差点以東は埼玉県道84号羽生栗橋線に接続し、羽生ICへのアクセスを担っています。

路線の特徴として、重複区間が多いことが挙げられます。鴻巣市安養寺交差点から屈巣交差点までは埼玉県道77号行田蓮田線、鴻巣市広田交差点から北根地区までは埼玉県道148号騎西鴻巣線や埼玉県道313号北根菖蒲線、羽生市小松交差点から砂山交差点までは国道125号行田バイパスとそれぞれ重複しています。

また、鴻巣市街地を抜けると、のどかな田園風景が広がるのも特徴の一つです。起点付近は住宅地が多いものの、鴻巣交差点を過ぎると景色は一変し、田園地帯の中を走るルートとなります。

歴史

かつて鴻巣市安養寺地区は、道幅が狭く歩道もない区間が存在し、カーブの見通しも悪かったため、歩行者や自転車の通行に危険が伴っていました。路線バスや大型車の通行も多く、交通のボトルネックとなっていましたが、2009年頃にバイパスが開通したことで状況は大きく改善されました。新道は歩道と広い車道を備えた2車線道路で、元荒川と屈巣地区間の交通がスムーズになり、旧道を通っていた路線バスも新道経由に変更されました。

地理

通過する自治体

鴻巣市
行田市
羽生市

交差・接続する道路

埼玉県道77号行田蓮田線
埼玉県道148号騎西鴻巣線
埼玉県道313号北根菖蒲線
国道125号行田バイパス
埼玉県道84号羽生栗橋線

通過する鉄道と河川

元荒川（安養寺橋）
上越新幹線
野通川（三段地野橋）
見沼代用水（新落合橋）
会の川（花見橋）

沿線の主な施設

鴻巣市立鴻巣北中学校
鴻巣市立屈巣小学校
ヘリオス会病院
鴻巣市立広田小学校
鴻巣市役所川里支所（旧・川里町役場）
行田市立太田東小学校
羽生市立新郷第二小学校
羽生モータースクール
小松台工業団地

参考文献

埼玉県
北本県土整備事務所
行田県土整備事務所

関連項目

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