堀川和洋

堀川和洋

堀川 和洋（ほりかわ かずひろ、1942年7月8日 - 2004年8月4日）は、日本の警察官僚、政治家です。内閣総理大臣秘書官、中国管区警察局長を歴任し、その後、姫路市長として2期を務めました。正四位旭日中綬章を受章し、松本市名誉市民でもあります。

生涯

兵庫県姫路市出身。兵庫県立姫路西高等学校を経て、京都大学法学部を卒業しました。1965年に警察庁に入庁し、各地で勤務しました。警察官僚としてのキャリアを積み重ねる中で、陸上幕僚監部や防衛庁にも籍を置いた経験を持ちます。

1995年、姫路市長選挙で初当選。以後2期にわたり、姫路市の発展に尽力しました。市長在任中は、全国初となる中核市への移行を達成し、警察での経験を活かして暴走行為やそれを煽る行為を取り締まるための期待族防止条例を制定しました。また、JR山陽本線の高架化、レンタサイクルの導入、ループバスの運行、キャスティ21計画などの駅周辺整備にも力を注ぎ、都市機能の向上に貢献しました。

2003年の姫路市長選挙で3選を目指しましたが、石見利勝に敗れて落選。その功績を称えられ、2004年7月1日に姫路市名誉市民の称号を贈られました。しかし、そのわずか1ヶ月後の2004年8月4日、肺癌のため姫路赤十字病院で62歳で生涯を閉じました。

略歴

1964年：国家公務員採用上級甲種試験（法律）合格
1965年：警察庁入庁
1983年8月26日：陸上幕僚監部調査部調査第二課調査別室長
1984年8月6日：防衛庁防衛局調査第一課長
1986年8月18日：徳島県警察本部長
1988年7月15日：警察庁長官官房装備課長
1991年11月15日：警察庁長官官房審議官（刑事局保安部担当）
1992年5月20日：福岡県警察本部長
1993年8月24日：中国管区警察局長
1994年8月18日：退官
* 1995年：姫路市長。以後2期務める。


堀川和洋は、警察官僚としての豊富な経験と、政治家としての卓越した手腕を兼ね備えた人物でした。姫路市長としては、市民生活の向上と都市の発展に大きく貢献し、その功績は今もなお語り継がれています。

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