姫路赤十字病院

姫路赤十字病院について

姫路赤十字病院は、兵庫県姫路市にある医療施設で、日本赤十字社の兵庫県支部によって運営されています。この病院は、地域医療への貢献を目的とし、常に高い医療サービスを提供しています。近隣では「日赤」として広く知られており、多くの患者に支持されています。

沿革

病院の歴史は1874年にさかのぼり、当初は医師たちの有志によって設立された「会社病院」がその始まりです。1876年には公立病院として形成され、1882年には県立病院に改称されました。その後、1900年に場所を移し、兵庫県立姫路病院に改名しました。1908年に日本赤十字社に移管され、以降の発展に繋がる重要な時期となりました。

病院は1914年の火災を経験し、翌年には新しい建物が完成。当初の本館は1932年に鉄筋コンクリート造の新館へと生まれ変わりました。その後も何度かの改築を経ながら、1954年に血液銀行を開設し、1970年代には新たな取り組みとして病弱学級を設立しました。

2001年には現在の新築の病院に移転、そこからも随時医療機関としての機能を充実させてきました。2012年には管理棟が完成し、2021年にはPET・コミュニティ棟が竣工しました。

診療科

姫路赤十字病院では、内科、外科、小児科、産婦人科など、多岐にわたる診療科が設けられています。特に、消化器内科や循環器内科、がん治療に特化した血液・腫瘍内科など、専門的な診療も行っており、診療協働部門には看護部や薬剤部などが存在し、患者への包括的な医療サービスを提供しています。

医療機関の指定

この病院は、地域医療支援病院や災害拠点病院、さらには高度ながん診療を行う拠点病院としても指定されており、多様な患者ニーズに応えるよう努めています。難病指定医療機関や臓器提供病院としての役割も果たしています。

付属・関連施設

病院に付随する施設としては、姫路赤十字看護専門学校や血液センター、訪問看護ステーションなどがあり、地域医療のさらなる充実を図っています。また、院内にはコンビニや喫茶店も設置されており、患者やその家族が利用できる環境が整っています。

交通アクセス

姫路赤十字病院へのアクセスは、JR播磨高岡駅から徒歩約15分の距離にあり、また姫路駅からのバス利用も可能です。自動車利用の場合は、国道2号線や山陽自動車道を利用することができ、便利な立地にあります。

周辺環境

周囲には自然豊かな場所があり、夢前川や周辺の岡山山系などがあります。地域の教育施設も近くにあり、地域の医療と教育が一体となった施設としての役割も持っています。姫路赤十字病院は、地域住民にとって欠かせない医療機関として、今後もその使命を果たしていくことでしょう。

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