塔の岪橋

塔の岪橋（とうのへつりばし）について

塔の岪橋は、福島県南会津郡下郷町の阿賀川に架かる、下郷町道弥五島白岩線に位置する橋長160mのランガー橋です。その美しい姿は、地域の景観に欠かせない存在となっています。

概要

この橋は、鋼下路ランガー橋と鋼単純合成鈑桁橋という形式を組み合わせています。2等橋 (TL-14)としての役割を担い、その主要な寸法は以下の通りです。

形式: 鋼下路ランガー橋+鋼単純合成鈑桁橋
橋格: 2等橋 (TL-14)
橋長: 160.000 m
支間割: 108.000 m + 49.200 m
アーチライズ: 16.000 m

幅員

橋の幅員は、ランガー部と鈑桁部で異なり、以下のようになっています。

総幅員: 9.250 m（ランガー部）、8.750 m（鈑桁部）
有効幅員: 7.750 m
車道: 6.250 m
歩道: 片側1.500 m

床版は鉄筋コンクリートでできており、橋全体の総鋼重は430.905トンにもなります。施工は巴組鐵工所が担当し、架設工法にはケーブルエレクション工法が用いられました。

歴史

塔の岪橋は、下郷町によって発注され、1979年（昭和54年）に竣工しました。地域の交通を支える重要なインフラとして、長年にわたり利用されています。

塔のへつり

橋の名前にもある「塔のへつり」は、国の天然記念物に指定されている景勝地です。阿賀川の浸食によって形成された奇岩が連なる景観は、訪れる人々を魅了します。塔の岪橋からは、この美しい景観を一望することができます。

外部リンク

下郷町 - 橋梁管理者

塔の岪橋は、その美しいデザインと周辺の自然環境との調和が評価されています。橋を渡る際には、ぜひその景観美をお楽しみください。

もう一度検索