塩原恒夫

塩原 恒夫（しおばら つねお）

塩原 恒夫は1963年6月12日に福島県会津若松市で生まれ、現在はフリーアナウンサーとして活躍しています。彼は1987年にフジテレビに入社し、数多くのテレビ番組やスポーツ中継に携わる一方で、映画鑑賞を趣味としています。この趣味は、日本映画専門チャンネルでの仕事に生かされています。

来歴・人物

塩原の実家は酒屋で、趣味の映画鑑賞は年間100本以上も観るほどです。彼は福島県立会津高等学校を卒業後、埼玉大学に進学しました。入社以来、主にスポーツ番組を担当し、フィギュアスケートや競馬の実況が特に評価されています。1999年には第15回FNSアナウンス大賞で大賞を獲得しました。

特に2014年のソチオリンピックでは、羽生結弦選手が男子シングル・フリーで金メダルを獲得する瞬間を実況し、多くの視聴者に感動を届けました。塩原は、2017年にBSフジに出向し、その後も広報局などで勤務を続け、2018年には広報担当局長に昇進しました。

退職後はフリーアナウンサーとして東京フイルム・メートに所属し、テレビ番組や特別番組の司会やナレーションを手掛けています。2022年にフジテレビを退社し、フリーとしての新たな活躍を開始しました。

競馬実況

塩原は長年競馬中継を担当し、2005年には日本ダービーの実況を初めて行いました。その後も2012年まで8年連続で実況を担当し、2007年の日本ダービーでは牝馬のウオッカが優勝する瞬間を伝えました。また、彼は天皇賞（秋）の実況も行い、1998年にはサイレンススズカの故障事故を「沈黙の日曜日」と表現しました。このフレーズは今でも使われています。

2022年からは、故郷の福島でエキサイティング競馬の土曜日司会を担当し、5年ぶりに競馬中継に復帰しました。彼の実況スタイルは、各レースの感動や臨場感を巧みに伝えることに定評があります。

競馬実況の経歴

以下は彼が担当した主要なGI競走の実況歴です。

• - フェブラリーステークス：1997年〜1999年
• - 皐月賞：2000年〜2005年
• - 優駿牝馬：1996年〜2003年
• - 東京優駿（日本ダービー）：2005年〜2012年
• - 安田記念：1992年、1994年〜1995年、2004年
• - スプリンターズステークス：1992年、1994年
• - 天皇賞・秋：1995年、1998年〜2005年、2015年
• - ジャパンカップ：2002年〜2003年、2006年〜2012年
• - 有馬記念：2014年〜2016年

塩原の実況は、数多くの名場面を生み出し、競馬ファンから広く支持されています。

F1実況

1993年からはF1中継も担当し、特に日本グランプリの実況を手掛けていました。スタートシグナルの点灯を実況せず、選手の紹介に特化したスタイルが特徴です。2017年にはCS放送から一時降板したものの、2022年には再びフジテレビのF1中継に復帰しました。

出演番組

塩原は競馬だけでなく、バラエティや報道番組などにも出演しています。例えば、『笑っていいとも!』や『トリビアの泉』、『冗談騎士』など、幅広いジャンルで活躍しています。また、北海道マラソンや東日本女子駅伝などの実況も行い、地元福島とのつながりを大切にしています。彼はフジテレビの看板番組には関与していませんが、2000年のシドニー五輪では決勝戦の実況を担当しました。

まとめ

塩原恒夫は、福島県出身のフリーアナウンサーとして、数多くのスポーツやバラエティ番組でその名を知られています。彼の情熱的な実況は、多くの視聴者に感動や興奮を提供し続けています。

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