塩川正蔵

塩川正蔵（しおかわ しょうぞう）は、1885年（明治18年）2月1日に生まれ、1952年（昭和27年）1[[2月1日]]に没した、日本の政治家、内務官僚、弁護士です。

静岡県富士郡大宮町（現在の富士宮市）出身で、1913年（大正2年）に東京帝国大学法科大学独法科を卒業しました。卒業後、高等文官試験に合格し、内務官僚としてのキャリアをスタートさせます。初期は静岡県警部、同保安課長として勤務し、その後、岡山県の後月郡長、吉備郡長、小田郡長、水産課長といった地方行政の要職を歴任しました。これらの経験を通じて、地方行政の実務に精通していきました。

1921年（大正10年）には、活動の場を東京市に移し、主事として商工課長、土木局庶務課長などを務めました。さらに、麻布区長、本郷区長、京橋区長といった区長職を歴任し、1935年（昭和10年）には東京市理事に就任しました。これらの職務を通じて、東京の都市行政にも深く関わりました。官僚退職後は、弁護士として活動しました。

1937年（昭和12年）には、第20回[[衆議院議員総選挙]]に立憲政友会から出馬し、当選を果たしました。これにより、国政の舞台でも活躍することになります。衆議院議員としては、政治家としての手腕を発揮しました。塩川の政治活動は、当時の日本の政治状況を反映しており、その動向は注目されました。

塩川正蔵は、地方行政から都市行政、そして国政へと、幅広い分野で活躍した人物です。内務官僚としての地方行政経験、東京市での都市行政経験、そして衆議院議員としての国政経験は、彼を多才な人物として形作っています。その生涯は、日本の近代史を彩る重要な一ページであり、多くの人々に影響を与えました。

参考文献には、当時の名鑑や人事録、選挙に関する資料などが挙げられており、これらの文献を通じて、塩川正蔵の経歴や業績をより詳細に知ることができます。

校友調査会編『帝国大学出身名鑑』校友調査会、1934年。
人事興信所編『人事興信録 第10版（上）』人事興信所、1934年。
人事興信所編『人事興信録 第12版（上）』人事興信所、1939年。
『第一回乃至第二十回総選挙 衆議院議員略歴』衆議院事務局、1940年。
* 衆議院・参議院編『議会制度七十年史 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1962年。

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