塩田晋

塩田 晋（しおた すすむ）

塩田晋は1926年2月27日に兵庫県印南郡志方町（現在の加古川市志方町）に生まれました。2005年12月11日に79歳で亡くなるまで、日本の政治家として著しい活動を行いました。彼は衆議院議員を通じて、国のさまざまな重要問題に取り組みました。特に労働問題や残留孤児問題、北朝鮮による日本人拉致問題など、その活動は幅広いものでした。さらに、憲法調査会の設立、国旗国歌法、昭和の日の推進といった課題にも力を注いでいました。

学歴と職歴

彼は、志方小学校から加古川中学、清水の高等商船学校を経て、神戸高等商業学校、最終的に京都大学経済学部を卒業しました。学業の傍ら、彼は作詞家の星野哲郎と同じ清水高等商船学校の同期でもありました。1950年に労働省に入省し、次第にその中で重要な役職へと昇進しました。彼は同省で課長や労働大臣秘書官、公共企業体等労働委員会（公労委）事務局次長などを経て、政界に進出しました。

政治家としての活動

塩田は1979年の第35回[[衆議院議員総選挙]]において、旧兵庫3区から民社党公認で出馬し、初当選を果たしました。この選挙を皮切りに、連続して3期当選し、彼の政治 careerが始まりました。その間、物価対策特別委員会や社会労働委員会の理事として活動し、民社党においても政策審議副会長を務めました。しかし、1986年の第38回[[衆議院議員総選挙]]では落選し、この後、連続して3回の落選を経験しました。

1996年、彼は新進党公認で第41回[[衆議院議員総選挙]]に出馬し、10年ぶりに国政に返り咲きました。その後、新進党では「明日の内閣」の労働・雇用政策大臣としても活躍しました。また、衆議院災害対策特別委員会の委員長を務め、阪神・淡路大震災の復興にも積極的に取り組みました。

彼は1998年に自由党の結成に参加し、常任幹事や兵庫県連会長を歴任しました。その後も衆議院を通じて数々の重要ポジションを担当し、特に憲法調査会の幹事としての活動が評価されました。

2003年には勲二等瑞宝章を受章しましたが、同年10月、選挙出馬を見送り、事実上政界からの引退を表明しました。その後、2004年には理念や政策の不一致から民主党を離党し、個別支援を行うことを選択しました。

著作活動

塩田晋は政治活動だけでなく、著作活動も手がけました。1976年には『雇用理論と実際の知識』を、新光出版から、1979年には『就職から離職までの法制』を同じく新光出版から出版しました。これらの著作は彼の労働問題に対する深い理解を反映しています。

最後の日々

彼は2005年12月11日に癌性腹膜炎により亡くなりました。その享年は79歳でした。塩田晋の生涯は、日本の労働関連問題や人権問題に対する尽力を物語っており、彼の功績は今なお多くの人々に記憶されています。

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