塩田潮

塩田潮

塩田潮（しおた うしお、1946年7月14日 - ）は、日本の評論家、ノンフィクション作家です。本名は満彦。高知県吾川郡いの町で生まれました。土佐中学校・高等学校を経て、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業（中村菊男ゼミ）。

経歴

1970年に日本能率協会に入り、「月刊マネジメント」編集部に勤務。その後、民社党法務政策委員長であった衆議院議員・岡澤完治の秘書、「文藝春秋」記者などを経て、ノンフィクション作家として独立しました。

受賞

1983年、『霞が関が震えた日』で講談社ノンフィクション賞を受賞。

主なテーマと作風

塩田潮は、現代政治を主なテーマとして執筆活動を行っています。その作品は、綿密な取材に基づいた詳細な描写と、客観的で冷静な分析が特徴です。政界の裏側や権力闘争、経済事件などを鋭く抉り出し、読者に深い洞察を与えています。

著書

塩田潮は、数多くの著作を発表しています。主な著書としては以下のようなものがあります。

『霞が関が震えた日 通貨戦争の12日間』(1983年)
『百兆円の背信 ドキュメント財政破綻』(1985年)
『東京は燃えたか 黄金の'60年代、そして東京オリンピック』(1985年)
『大いなる影法師 代議士秘書の野望と挫折』(1985年)
『首領は何を見たか』(1986年)
『誰が闇将軍を倒したか』(1986年)
『実録竹下登』(1987年)
『獅子奮迅 萩原吉太郎とその時代』(1988年)
『一〇〇〇日の譲歩 円はドルに勝ったのか』(1988年)
『巨悪人脈 中曽根「政治」解剖』(1989年)
『自民党株式会社社長戦争 21世紀日本が見えてくる』(1991年)
『官邸決断せず 日米「安保」戦争の内幕』(1991年)
『昭和の教祖安岡正篤』(1991年)
『最後の御奉公 宰相幣原喜重郎』(1992年)
『金利を動かす男たち 日本経済と日銀総裁』（編著）(1992年)
『大蔵省の不覚 迷走の行政指導』(1993年)
『政権盗り 永田町を変えた1477日』(1993年)
『江田三郎 早すぎた改革者』(1994年)
『昭和をつくった明治人』(1995年)
『大蔵事務次官の闘い 斎藤時代・迷走の701日』(1995年)
『一竜の歯軋り 連立政権・一〇〇〇日の攻防』(1996年)
『岸信介』(1996年)
『金融崩壊 昭和経済恐慌からのメッセージ』(1998年)
『金融蟻地獄 ドキュメント・日米銀行戦争』(1999年)
『欲望と嫉妬の海 日本政治・8人の権力闘争』(2000年)
『誰がための官僚 「霞が関の逆襲」は始まるか』(2001年)
『大国日本の幻 バブルの興亡とその教訓』(2002年)
『郵政最終戦争 小泉改革と財政投融資』(2002年)
『田中角栄失脚』(2002年)
『出処進退の研究 政治家の本質は"退き際"に表れる』(2005年)
『対論・自治改革 地域主権への挑戦と実験 國松善次』(2005年)
『安倍晋三の力量』(2006年)
『首長 知事・市区町長は日本を変えたか』(2007年)
『昭和30年代 「奇跡」と呼ばれた時代の開拓者たち』(2007年)
『危機の政権 コイズミクラシーとヘイゾノミクス』(2007年)
『民主党の研究』(2007年)
『戦後政治の謎 自民分裂を予感させる「30の真実」』(2008年)
『憲法政戦』(2009年)
『熱い夜明け でもくらしい事始め』(2010年)
『民主党政権の真実』(2010年)
『まるわかり政治語事典 目からうろこの精選600語』(2011年)
『辞める首相 辞めない首相』(2011年)
『国家の危機と首相の決断』(2012年)
『権力の握り方 野望と暗闘の戦後政治史』(2013年)
『復活!自民党の謎 なぜ「1強」政治が生まれたのか』(2014年)
『内閣総理大臣の日本経済』(2015年)
『安倍晋三の憲法戦争』(2016年)
『密談の戦後史』(2018年)
『内閣総理大臣の沖縄問題』(2019年)

参考文献

文藝年鑑2007
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4532261368.html

外部リンク

塩田潮 公式WEBサイト

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