増田久雄

増田久雄について

増田久雄（ますだ ひさお、1946年 - ）は、東京都出身の日本の映画プロデューサーです。早稲田大学政治経済学部を卒業後、映画界に入り、数々の作品を手がけてきました。

生い立ちと石原プロモーション

大学在学中に俳優の石原裕次郎と出会ったことが、増田の人生を大きく変えました。大学卒業後、増田は石原プロモーションに入社し、映画製作の現場で経験を積みます。しかし、石原プロが映画製作を中止したため、退社を余儀なくされます。

フリーランスのプロデューサーとして

石原プロ退社後、増田はフリーランスの映画プロデューサーとして活動を開始します。1976年には、ドキュメンタリー映画『永遠なる武道』の製作のために、自身の会社「プルミエ・インターナショナル」を設立しました。その後、『矢沢永吉 RUN&RUN』、『チ・ン・ピ・ラ』、『沙耶のいる透視図』など、話題作を次々とプロデュースし、映画プロデューサーとしての地位を確立しました。

多才な活動

映画プロデュースの傍ら、増田は「北原陽一」のペンネームで脚本を執筆したり、小説や舞台の英訳・プロデュースも行うなど、多岐にわたる活動を展開しています。また、石原プロとの交流は今も続いており、1997年には石原まき子の勧めで、石原裕次郎への思いを綴った回顧録『太平洋の果実』を出版しました。

主なプロデュース作品

永遠なる武道
矢沢永吉 RUN&RUN
チ・ン・ピ・ラ
沙耶のいる透視図
ロックよ、静かに流れよ
欽ちゃんのシネマジャック
さよなら、こんにちわ
凶弾
[月光仮面]
シブがき隊 ボーイズ & ガールズ
バロー・ギャングBC
たいまんぶるうす 清水直人編
ラヂオの時間
君は僕をスキになる
E.YAZAWA ROCK
緊急呼出し エマージェンシー・コール
13階段
みんなのいえ

著書

デイドリーム・ビリーバー: 昭和64年、新宿。（2006年、ポプラ社）
団塊、再起動。―経験と智恵を活かした団塊世代の第二の人生（2007年、ポプラ社）
サンタクロースに会いました（2007年、ポプラ社）
栄光へのノーサイド（2019年、河出書房新社）

関連事項

アルゴ・ピクチャーズ

外部リンク

プルミエ・インターナショナル プロフィール


増田久雄は、映画プロデューサーとしてだけでなく、脚本家、作家、翻訳家としても才能を発揮する、多才な人物です。その活躍は、日本のエンターテイメント界に大きな足跡を残しています。

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