増田里絵

増田 里絵（ますだ りえ）

1987年4月27日、兵庫県姫路市に生まれる。元女子プロ野球選手であり、ポジションは内野手。

経歴

増田は兵庫県立赤穂高校に進学し、学生時代はバドミントンに情熱を注いだ。高校1年生時には県大会でベスト8に進出し、全国大会にも出場するなど、バドミントン選手として実績を残している。

幼い頃から野球が好きで、特に阪神タイガースの内野手である鳥谷敬に憧れを抱いていた。高校卒業後、地元で草野球を始めていたが、関西独立リーグに所属していた明石レッドソルジャーズの試合を観戦したことが、その後のキャリアを大きく左右することとなる。試合会場で選手の家族と知り合ったことを機に、チーム監督であった北川公一氏に硬式野球への挑戦意欲を直接伝えた。この強い思いが認められ、練習生としてチームに加わることが許可された。

当時23歳だった増田は、この野球への道を本格的に歩むため、それまで勤めていた会社を退職する決断を下した。2010年9月12日、彼女は練習生から支配下登録選手へと昇格。これにより、プロ野球の世界で男性選手と同一チームでプレーする女性選手として、吉田えりに次ぐ2人目の存在となった。

しかし、所属していた明石レッドソルジャーズは2011年に活動休止を決定。増田自身も一度は野球から離れることを示唆する意向をブログなどで表明していた。そんな中、同じ関西独立リーグに所属する紀州レンジャーズの石井毅監督から誘いを受け、野球を続けることを再び決意し、紀州へ移籍した。

2011年後期リーグ戦からは、さらに同リーグに籍を置く韓国の球団、ソウル・ヘチへと移籍することとなった。しかし、ソウル・ヘチも同年限りで活動を休止。以降、増田がリーグ内の他の球団に所属したという報道はなく、その後の動向は公には伝えられていない。

背番号

彼女がプロ野球生活で着用した背番号は以下の通り。

19 （2010年 - 明石）
18 （2011年前期 - 明石）
28 （2011年後期 - 紀州、ソウル・ヘチ）

関連項目

兵庫県出身の人物一覧
明石レッドソルジャーズの選手一覧
紀州レンジャーズの選手一覧
* ソウル・ヘチの選手一覧

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