士貴智志

士貴智志（しき さとし、1970年11月20日 - ）は、日本の漫画家であり、その作風は多岐にわたります。愛知県春日井市で生まれ育ちました。

来歴と活動

士貴智志は、享栄高等学校を卒業後、同人活動を通じて知り合った仲間と共に上京し、プロの漫画家としての道を歩み始めました。1991年に『コミックGENKi』（角川書店）に掲載された『罪と罰』で商業誌デビューを果たします。その後、様々な雑誌で作品を発表し、着実にキャリアを積み重ねていきました。

2013年時点では、『月刊少年シリウス』（講談社）にて『進撃の巨人 Before the fall』を、そして『電撃マオウ』（角川書店）では『ペルソナ×探偵NAOTO』をそれぞれ連載していました。

商業誌での活動と並行して、同人誌制作にも意欲的に取り組んでいます。「WRENCH STUDIO」（一般向け）、「PIGGSTAR」（成人向け）、「PIGGSTAR ONLINE」（成人向け）という3つの同人サークルを主宰し、精力的に作品を発表し続けています。同人活動を通じて、商業誌とは異なる表現やテーマに挑戦していると考えられます。

作品の特徴と魅力

士貴智志の作品は、緻密な描写と独特な世界観が特徴です。ファンタジー、SF、アクションなど、様々なジャンルを手がけており、作品ごとに異なる魅力を放っています。特にキャラクターデザインに定評があり、魅力的なキャラクターたちが織りなすドラマは、多くの読者を魅了しています。

主な作品

以下は、士貴智志の主な作品リストです。

罪と罰（1991年、『コミックGENKi』、角川書店）
RIOT（『ウルトラジャンプ』、集英社）
RIOT OF THE WORLD（『ウルトラジャンプ』、集英社）
神・風（1997年、『月刊アフタヌーン』、講談社）
みんみんミント（2000年、『アフタヌーンシーズン増刊』、講談社）
アイ〜光と水のダフネ〜（『ヤングキングアワーズ』、少年画報社）
XBLADE（2007年、『月刊少年シリウス』、講談社、原作：イダタツヒコ）
69（『月刊コミックドラゴン』、富士見書房）
幻獣坐（2011年、『月刊少年ライバル』、講談社、原作：三雲岳斗）
べつあに!（『コミックZERO-SUM増刊WARD』、一迅社）
ペルソナ×探偵NAOTO（2013年、『電撃マオウ』、角川書店、ストーリー原案：間宮夏生、原作：ATLUS）
進撃の巨人 Before the fall（2013年 - 2019年、『月刊少年シリウス』、講談社、原作：諫山創、小説版原作：涼風涼 小説版キャラクター原案：THORES柴本）
どろろと百鬼丸伝（2018年 - 連載中、『チャンピオンRED』、秋田書店、原作：手塚治虫）
爆宴-BAKUEN-（2020年 - 2021年、『月刊少年シリウス』、講談社、原作：イダタツヒコ）
悪魔公女（『月刊少年シリウス』2022年7月号 - 2024年7月号、講談社、原作：春の日びより、小説版キャラクター原案：海鵜げそ）
キャシャーンR（『チャンピオンRED』2023年11月号 - 、秋田書店、原作：タツノコプロ、脚本：日暮茶坊）


この他にも、イラスト・挿絵作品や、アニメのキャラクター原案なども手がけています。

今後の活躍

士貴智志は、現在も様々な作品を手がけており、今後の活躍が期待される漫画家の一人です。独自の視点と表現力で、これからも多くの読者を魅了し続けることでしょう。

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