夏川和也

夏川和也について

夏川和也（なつかわ かずや）は、1940年2月4日生まれの日本の元海上自衛官です。彼は、第22代海上幕僚長と第22代統合幕僚会議議長という、自衛隊における最高位の役職を歴任しました。

生い立ちと海上自衛隊入隊

山口県出身の夏川は、防府高校を経て防衛大学校に進学（第6期卒業）し、卒業後に海上自衛隊に入隊しました。入隊後は、主に航空隊で勤務し、その能力と手腕を発揮しました。

主要な役職

夏川は、海上自衛隊において数々の重要な役職を歴任しています。海上幕僚監部人事教育部長、教育[[航空集団]]司令官、佐世保地方総監といった要職を経験し、そのキャリアを着実に積み重ねていきました。

そして、第22代海上幕僚長に就任。その後、第22代統合幕僚会議議長という、自衛隊の最高位の役職にまで昇りつめました。これらの役職で、彼は日本の防衛に大きく貢献しました。

年譜

夏川の輝かしい経歴を年譜で振り返ります。

1962年3月：防衛大学校卒業、海上自衛隊入隊。
1981年7月：1等海佐に昇任。
1982年8月：第5航空隊司令に就任。
1984年2月：海上幕僚監部防衛部防衛課運用班長に就任。
1985年12月：自衛艦隊司令部作戦主任幕僚に就任。
1987年3月：海上幕僚監部総務部総務課長に就任、7月には海将補に昇任。
1987年12月：海上幕僚監部防衛部副部長に就任。
1988年12月：航空集団司令部幕僚長に就任。
1990年3月：第1航空群司令に就任。
1991年3月：海上幕僚監部人事教育部長に就任。
1992年6月：海将に昇任、教育[[航空集団]]司令官に就任。
1994年7月：第28代佐世保地方総監に就任。
1996年3月：第22代海上幕僚長に就任。
1997年10月：第22代統合幕僚会議議長に就任。
1999年3月：退官。

退官後

退官後も、夏川は社会の発展に貢献し続けました。

2009年9月：公益財団法人水交会理事長に就任。
2012年4月：瑞宝重光章を受章。
2012年6月：公益財団法人水交会会長に就任。
2017年4月：高光産業株式会社、顧問就任

受章歴

夏川の功績は、国内外で高く評価されています。

レジオン・オブ・メリット・コマンダー（1997年5月20日受章）
瑞宝重光章（2012年4月29日受章）

まとめ

夏川和也は、海上自衛隊の発展に大きく貢献した人物であり、その功績は後世に語り継がれるべきでしょう。彼のキャリアは、自衛官を目指す人々にとって、一つの道標となるでしょう。

参考資料

防衛年鑑1998（防衛年鑑刊行会）
* 『世界の艦船』第596号（2002年5月増刊号） 海上自衛隊の50年（海人社）

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