夕刊読売

夕刊読売とは

夕刊読売（ゆうかんよみうり）は、かつて読売新聞社（現在の読売新聞東京本社）が発行していた日刊の夕刊新聞です。題字は「夕刊讀賣」と表記されていました。

歴史

読売新聞の夕刊は、太平洋戦争下の新聞統制により、1944年3月に休刊となりました。当時は報知新聞との合同で「讀賣報知」という題字で発行されていました。しかし、戦後の1949年11月26日、読売新聞の関連紙として「夕刊読売」（11月27日付）の題字で夕刊が復活しました。

この夕刊読売の題字は、読売新聞朝刊で使用されていた横組みのものではなく、右端に縦組みで「夕刊讀賣」と表記されていました。創刊当初から秋好馨による4コマ漫画『轟先生』が連載され、戦時中に休止していた人気コーナー「人生案内」も復活しました。

1951年10月1日、読売新聞は朝夕刊セット発行を再開し、夕刊読売は読売新聞本紙に統合される形で廃刊となりました。ただし、読売新聞に統合された後も、夕刊には「夕刊讀賣新聞」の題字が使用され、その名残を残しています。

読売新聞は朝夕刊セット制再開以降、東京で発行される夕刊の題字に縦線のスクリーントーンを加え、題字の下には「THE YOMIURI SHIMBUN EVENING EDITION」と表記していました。しかし、この表記は2002年1月に廃止されました。1993年12月1日からは、スクリーントーンの色が青紫色に変更され、大阪版と西部版にも同様にスクリーントーンが用いられるようになりました。この青紫色のスクリーントーンは2008年3月まで使用されました。現在は、発行所の住所（東京、大阪、福岡など）を示すスクリーントーンが、夕刊には水色、朝刊には黄土色で表示されています。

参考文献

電通ウェブサイトのアーカイブ（2016年3月4日時点）

関連項目

読売新聞
読売新聞東京本社
夕刊

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