外薗健一朗

外薗健一朗について

外薗健一朗（ほかぞの けんいちろう）は、1951年9月15日生まれの日本の航空自衛官です。鹿児島県出身で、航空自衛隊の要撃管制官として活躍しました。最終階級は空将で、第30代航空幕僚長を務めました。

経歴

1974年3月に防衛大学校（第18期）を卒業後、航空自衛隊に入隊しました。その後、以下の様なキャリアを歩んでいます。

1985年7月：3等空佐に昇任
1988年7月：2等空佐に昇任
1992年6月：1等空佐に昇任、在ベルギー日本国大使館付防衛駐在官に就任
1995年8月：航空幕僚監部人事教育部補任課人事第1班長に就任
1997年3月：第3航空団基地業務群司令に就任
1998年7月：航空幕僚監部調査部調査課長に就任
1999年7月：空将補に昇任、航空自衛隊幹部学校副校長に就任
2000年10月：北部航空警戒管制団司令に就任
2002年3月：航空自衛隊第5術科学校長に就任
2003年3月：統合幕僚会議事務局第5幕僚室長に就任
2005年7月：空将に昇任、第32代 中部航空方面隊司令官に就任
2007年7月：第37代 統合幕僚学校長に就任
2008年3月：第5代 情報本部長に就任
2008年11月：第30代 航空幕僚長に就任（田母神俊雄の後任）

2008年11月、外薗氏は、政府統一見解と異なる論文を発表し更迭された田母神俊雄の後任として、第30代航空幕僚長に就任しました。しかし、2010年12月には、航空自衛隊事務用品発注官製談合事件の責任を取り辞任しました。

受章歴

外薗氏は、その功績により以下の勲章を受章しています。

2010年1月：リージョン・オブ・メリット・コマンダー（司令官級勲功章）
2021年11月：瑞宝重光章

人物

外薗氏は、航空自衛隊の要撃管制のエキスパートとして、長年にわたり日本の空の安全に貢献しました。そのキャリアを通じて、様々な要職を歴任し、航空自衛隊の発展に尽力しました。しかし、官製談合事件の責任を取り辞任するという不名誉な結果も残しました。

まとめ

外薗健一朗は、航空自衛隊の要撃管制官として、また第30代航空幕僚長として、日本の防衛に貢献した人物です。その経歴は、航空自衛隊の幹部自衛官の典型的なキャリアパスを示すとともに、組織における責任の重要性を示唆しています。

出典

* 防衛年鑑2008（防衛年鑑刊行会）

もう一度検索