外道 (プロレスラー)

外道のプロレス人生とその魅力

外道（げどう）は、1969年2月20日生まれで、本名は高山圭司（たかやま けいじ）。新日本プロレスに所属する日本の男性プロレスラーであり、東京都武蔵村山市出身です。このレスラーは、30年以上にわたり、タッグチーム「邪道&外道」としてアクティブに活動してきました。外道はその職業人生のほとんどをヒールとして築き上げ、そのスタイルがファンを魅了しています。

1. 学びとデビュー

外道は1988年に「たけしプロレス軍団」のオーディションを通過し、プロレス界に足を踏み入れました。アポロ菅原に受身や基礎を学び、その厳しい練習が彼のスタイルに大きな影響を与えました。デビュー戦は1989年3月にオランダで行い、当初のリングネームはブラック・ウルフでしたが、後にブラック・アイドマンに改名しFMWに在籍。しかし、試合出場はありませんでした。

2. タッグチームの歴史

外道は1990年にユニバーサル・プロレスリングが旗揚げされる際、クーリーSZ（後の邪道）と共にタッグチーム「パニッシュ&クラッシュ」を結成し、その後長い間邪道との強力なコンビとして活動しています。30年以上に渡る活動は、日本国内のプロレス界の中でも非常に長い期間であり、彼らの連携は観客に強烈な印象を与えています。特に外道は、試合中の受けっぷりが素晴らしく、相手選手を生かすテクニックを持つことから、数々の名勝負を生み出しました。

3. ヒールとしての美学

外道のヒールキャラクターは、観客からのブーイングを引き出すことが多く、彼自身の言葉でも「本当のヒールである」と述べています。試合中に英語の罵り言葉を多用するスタイルも特徴で、彼のパフォーマンスには強い個性が備わっています。外道は、ヒールレスラーでありながらもプライベートでは常識人として知られ、トレーニングに熱心な姿勢も評価されています。

4. 経歴のハイライト

外道は何度かの海外遠征を通じて経験を蓄積し、1994年にはWARに移籍して冬木軍を結成。その後、数々のタイトルを獲得しました。特に、IWGPジュニアタッグ王座では、累計で7度の獲得記録を持ち、強力なタッグとして名を馳せます。さらに、2001年からは新日本プロレスで「TEAM 2000」のメンバーとして活動し、その後も様々な団体で活躍を続けています。

5. 近年の活動

近年では、外道は邪道と共にBULLET CLUBにも加入し、さらに多彩な役割を果たしています。特にオカダ・カズチカのマネージャーとしても知られ、彼をサポートすることで新たな人気を得ました。また、ハルシネーションやアルコール制限を設けているにも関わらず、業界内での影響力を維持している点が注目されます。

6. 外道のスタイルとテクニック

外道の試合スタイルは、巧みな反則技とテクニックに特化しています。得意技の一つである「スーパーフライ」は多くの試合で決め技として使用され、彼のシグネチャーとして確立されています。その他にも外道クラッチやコンプリート・ショットなど、彼独自の技も多岐にわたり、観客を惹きつけています。

結論

外道は、日本プロレス界でのヒールとしての長年のキャリアを誇り、彼の受けっぷりやリング上での表現力には高い評価が寄せられています。タッグチームとしての活動から始まり、個人としても多様な役割を演じ続ける外道は、これからも多くのファンに愛され続ける存在です。彼のこれまでの成績と今後の活動にも大いに期待が寄せられています。

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