多気町立ふるさと交流館

多気町立ふるさと交流館

多気町立ふるさと交流館は三重県多気郡多気町に位置する公共施設であり、地域の文化と交流を促進する重要な役割を果たしています。この交流館は、福祉施設や図書館を含む複合的な施設で構成されており、その中で様々な文化活動や地域振興のためのイベントが実施されています。

ふるさと交流館たき

ふるさと交流館たきは、鉄筋コンクリート造の平屋建てで、開館当初は農業センターを改修して設立されました。延床面積は998.15m²で、地域住民が集う場として利用されています。また、館内には多気図書館も併設されており、開館時間は午前10時から午後6時まで、月曜日や祝日、年末年始は休館日となっています。図書館では、利用者は1人当たり最大10冊を15日間借りることができます。

交流館たきの歴史は1994年に遡り、当初は510m²の規模で開館しました。その後、2006年に町制合併に伴い多気町立多気図書館に名称が変更され、2007年には新たな施設に移転し、現在の形が整えられました。この過程で、館は子どもたちの読書活動を支援する優秀な図書館として表彰された実績も持っています。

更に、アクセスの面でも便利で、JR紀勢本線相可駅から徒歩約20分または、三重交通バスで多気町役場前バス停から約6分の距離に位置しています。周辺には役場や商業施設、天啓公園などもあり、地域の活性化が図られています。

ふるさと交流館せいわ

ふるさと交流館せいわは、公共図書館と郷土資料館が併設された施設で、1997年に開館しました。この館は、地域の交流拠点として特に3世代の交流を目的としています。勢和図書館は「本と出会い、人と語り、心を結ぶ」場を目指しており、地域住民とボランティアが協力して様々なイベントも実施しています。特に注目すべきは、図書館の利用者が参加できる講演会や演奏会、さまざまなワークショップなどが定期的に開催されている点です。

図書館の蔵書量は開館当初の5万冊から2015年時点で84,663冊に達し、貸出冊数も2014年には95,443冊という数字を記録しています。これには、地域のニーズに応えるために常勤の司書が務めていることが大きく寄与しています。

また、郷土資料館では地域の歴史や文化に関する資料を展示しており、特に地域の偉人や伝統的な技術といったテーマに焦点を当てています。展示内容は常設のものに加え、年に数回の企画展も開催され、多様な視点から地域への理解を深める機会を提供しています。

利用案内

ふるさと交流館せいわの利用は、開館時間が午前10時から午後6時まで、休館日は火曜日と祝日です。入館は無料で、多気町に在住または訪問している者は図書館の貸出も可能です。自動車でのアクセスも良好で、最寄りの伊勢自動車道勢和多気ICから約10分、30台分の駐車場も完備されています。バス利用者は、JR紀勢本線の多気駅または相可駅から町営バスを利用することができます。

このように、ふるさと交流館は多気町の文化と人々が集まる中心的な施設であり、地域に密着したイベントや活動を通じて、住民同士の交流を深め、地域の活性化に貢献しています。

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