夢みる頃を過ぎても (八神純子のアルバム)

アルバム『夢みる頃を過ぎても』について

『夢みる頃を過ぎても』は、1982年2月5日にリリースされた八神純子の4枚目のオリジナルアルバムです。このアルバムには、「I'm A Woman」を含む全10曲が収められています。本作は、プロデューサーに松任谷正隆を迎え、これまでの音楽スタイルからシティ・ポップへとシフトした重要な作品です。

アルバムの特徴

このアルバムは、八神純子がオリジナルアルバムの制作を手がける際には、前作『Mr.メトロポリス』から約2年ぶりの発表となりました。新たに松任谷正隆をプロデューサーとして起用したことで、彼女の音楽性にしっとりとした深みが加わり、聴く人の心に残るような美しいメロディーが多数含まれています。ジャケットデザインも、この作品の雰囲気にマッチしたセピアトーンのシックな写真が使用されており、視覚的にも楽しむことができます。このデザインは、写真家の田村仁によって手掛けられました。

収録曲一覧

アルバムは、2つのサイドに分かれています。それぞれのサイドには多様な楽曲が収録されています。

Side A

1. 夢みる頃を過ぎても (4分39秒)
作詞：八神純子・川村ひさし、作曲：八神純子、編曲：松任谷正隆
2. シークレット･ラブ (4分35秒)
作詞：八神純子・竜真知子、作曲・編曲：後藤次利
3. 白い花束 (4分23秒)
作詞・作曲：八神純子、編曲：大村雅朗
4. 金曜日の夜 (4分2秒)
作詞・作曲：八神純子、編曲：松任谷正隆
5. 一年前の恋人 (4分24秒)
作詞・作曲：八神純子、編曲：松任谷正隆

Side B

6. ナイス・メモリーズ (5分45秒)
作詞・作曲・編曲：原田真二
7. B・G・M (2分44秒)
作詞：八神純子、作曲：城山清一、編曲：戸塚修
8. I'm A Woman (4分15秒)
作詞：阿里そのみ、作曲：八神純子、編曲：矢島賢
9. Fly Away (4分45秒)
作詞：八神純子・山川啓介、作曲：八神純子、編曲：大村雅朗
10. 二人だけ (5分3秒)
作詞：八神純子、作曲・編曲：大村雅朗

これらの楽曲はそれぞれ独自の魅力を持っており、聴く人に深い感動を与えてくれます。特に「I'm A Woman」はシングルとしても話題となり、多くのファンに愛されています。

アルバムの影響と評価

『夢みる頃を過ぎても』は、八神純子の音楽キャリアにおいて一つの転機となる作品です。シティ・ポップというジャンルの中で、彼女の持つ歌声とメロディーの才能が見事に融合しており、これにより彼女は多くのファンを獲得しました。その後の音楽活動においても、本作の影響は色濃く残っています。ファンからは「情緒豊かで心に響く」と評価され、多くの支持を受け続けています。

このアルバムは、今もなお多くのリスナーに親しまれている名盤です。音楽の歴史を彩る一幕として、八神純子の『夢みる頃を過ぎても』は、その名を語り継がれています。

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