大うなぎ水族館イーランド

大うなぎ水族館イーランドは、1989年5月に徳島県海部郡海部町（現在の海陽町）奥浦にオープンした水族館です。この水族館は、海部川の支流である母川に生息するオオウナギをテーマにしており、地域固有の生態系を学ぶことができる施設として親しまれていました。

館内には、体長2メートルにも達する巨大なオオウナギが悠々と泳ぐ姿を見ることができる大型水槽が設置されていました。その迫力ある姿は、訪れる多くの人々を魅了しました。また、実際に生き物に触れることができるタッチングプールや、オオウナギの成長過程を観察できるコーナー、その他淡水魚を展示したコーナーなどもあり、子供から大人まで楽しめる工夫が凝らされていました。

特に人気を集めていたのは、「うな太郎」と名付けられた日本一のオオウナギでした。しかし、残念ながら2003年4月に死んでしまい、多くの人に惜しまれました。

開館当初は多くの入場者で賑わいましたが、徐々にその数は減少し、2005年10月31日をもって惜しまれつつも閉館しました。

閉館時の所在地は、〒775-0302 徳島県海部郡海陽町奥浦町内201-3でした。

開館時の営業時間は、平日、土日、祝日ともに午前9時から午後5時まででした。休館日は毎週火曜日、水曜日、そして1月1日でした。

入場料金は、一般と高校生が500円、中学生と小学生が300円、幼児が100円でした。20名以上の団体割引もあり、一般400円、中学生と小学生が250円、幼児が50円でした。

現在、大うなぎ水族館イーランドは閉館しており、その姿を見ることはできませんが、かつて地域の人々に愛された水族館として、その記憶は今も語り継がれています。

関連情報として、かつて存在した「海陽町 大うなぎ水族館 イーランド（WEB水族館）」のサイトがインターネットアーカイブに保存されています。このサイトを通じて、当時の水族館の様子を垣間見ることができます。

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