大倉喜七郎賞

大倉喜七郎賞について

大倉喜七郎賞（おおくらきしちろうしょう）は、日本棋院が主催する榮誉ある賞で、1964年から毎年日本国内外の囲碁普及に尽力した個人や団体に授与されています。この賞は、日本棋院の創設者である大倉喜七郎の功績を称えることを目的としています。

賞の歴史と変更

当初、本賞は「大倉賞」という名称でスタートし、1989年に現在の「大倉喜七郎賞」に改称されました。以降、この賞は囲碁界の発展に寄与した多くの受賞者により、その名を広めています。受賞者はプロからアマチュアまで幅広く、囲碁の普及活動や人々への影響力が評価されます。

歴代受賞者

この賞は1964年から始まり、毎年多彩な受賞者が表彰されています。初回の受賞者にはドイツの囲碁界の先駆者F・デュバルや、日本棋院の元理事である遠山元一、名誉九段の瀬越憲作などが含まれました。以降、さまざまな国や地域からの受賞者が登場し、囲碁の国際性も反映されています。

1960年代の受賞者

• - 1964年: F・デュバル、遠山元一、瀬越憲作
• - 1967年: 永野護、八幡恭助、呉清源、伊藤友恵
• - 1968年: 松原與三松、土川元夫、木谷實・木谷美春

1970年代の受賞者

• - 1970年: 美土路昌一、海野謙三、光原伊太郎
• - 1976年: 大軒順三、増淵辰子、藤田梧郎

このように、歴史的にも様々な著名人が受賞しており、一部は国の代表として囲碁の普及に貢献してきました。

最近の受賞者

近年の受賞者には、2022年には松本尚夫、浅本博、小林光一が名を連ね、2023年の受賞者は蒲池眞澄となっています。時代と共に、囲碁に対する情熱と貢献が評価される場として、この賞の重要性は高まっています。

まとめ

大倉喜七郎賞は、囲碁に対する愛情と情熱を持った個人や団体を称えるものであり、過去の受賞者たちの努力が、現在の囲碁界の発展につながっています。受賞歴は凝縮された努力の証であり、今後も新たな受賞者がこの歴史に名を刻んでいくことでしょう。日本棋院における重要なイベントとして、多くの囲碁ファンに注目されています。

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