大内山動物園

大内山動物園

大内山動物園は、三重県度会郡大紀町大内山に位置する、個人経営の動物園です。特筆すべきは、個人経営でありながら、ライオンやトラといった猛獣を飼育している点です。これらの猛獣は、1973年に前園長が飼育を開始しましたが、現在の猛獣飼育に関する認可基準は非常に厳しくなっており、個人経営の動物園でこれらの動物を飼育することは非常に困難です。そのため、大内山動物園は非常に稀な存在と言えるでしょう。

園内で飼育されている約400頭の動物のうち、およそ半数は、野生で怪我を負ったり、他の動物園の閉園によって行き場を失ったりした動物たちです。これらの動物たちは保護され、新たな生活を送っています。

歴史

1970年、前園長の脇正雄夫妻によって、「大内山脇動物園」として開園しました。当初は10種類ほどの動物を飼育していました。長年、夫妻によって経営が続けられましたが、経営難に直面した時期もありました。1993年には、三重県多気郡多気町の五桂池ふるさと村が建設していた「花と動物ふれあい広場」との統合が合意され、脇夫妻を園長として迎え、多気町内に新居を準備する計画もありました。しかし、実際には統合は実現せず、動物園はそのまま維持されることになりました。

2008年12月、脇正雄氏が逝去し、動物園は閉園の危機に陥りました。しかし、脇氏の友人である会社経営者の山本清號氏が経営を引き継ぎ、私財を投じて荒廃していた園内を整備しました。2009年2月7日の紀勢大内山IC（紀勢自動車道）の開通に合わせて、「大内山脇動物園」から「大内山動物園」へと改称し、リニューアルオープンしました。

主な飼育動物

哺乳類

ライオン
トラ
その他

鳥類

その他

その他

その他

アクセス

自動車：紀勢自動車道・紀勢大内山ICより約5km、車で約10分
鉄道：JR東海紀勢本線・大内山駅より徒歩で約30分

参考文献

倉田貞、山中昇「農村活性化事業の事例的研究-三重県多気郡五桂池ふるさと村-」『松阪大学地域社会研究所報』第5号、松阪大学地域社会研究所、1993年、83-104頁、全国書誌番号:00075627。

外部リンク

公式ウェブサイト
動物園 - 伊勢志摩きらり千選（財団法人伊勢志摩国立公園協会）'>大内山脇動物園 - 伊勢志摩きらり千選（財団法人伊勢志摩国立公園協会）
動物園 - ウェイバックマシン（2009年4月22日アーカイブ分）'>脇動物園 - ウェイバックマシン（2009年4月22日アーカイブ分）
Google マップ'>地図 - Google マップ

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