大出俊 (俳優)

大出 俊について

大出 俊（おおいで しゅん）は、1941年1月11日に東京で生まれた日本の俳優で、本名は大出 俊隆です。日本大学を卒業した後、一般企業に就職するも、わずか半月で退職。その後、様々な職を転々とし、安定した職に就かない生活を続けました。ある日、東京の六本木で俳優養成所の募集を見つけ、特に理由もなく応募したところ、見事合格し、1967年に第16期生として俳優座養成所に入所しました。彼の同期には古谷一行や峰岸徹、太地喜和子といった有名な俳優もいます。

養成所を卒業後は文学座に入団し、端整な顔立ちを活かして多くの時代劇で人気を博しました。約21年間在籍した後、「40歳代半ばまでの経験に不安を感じ、外の世界で新たな挑戦ができるのではないか」との思いから、文学座を退団しました。

大出俊は俳優としての活動以外にも、政治家の大出俊とは異なる人物であることが注目されています。彼には前妻との間に息子の大出真也がいるほか、現在の妻、工藤明子との間にも子どもがいます。他にも一人の息子が皮膚がんで亡くなるという辛い経験もしています。特技として日本舞踊も挙げられています。

主な出演歴

テレビドラマ

大出は数多くのテレビドラマでの出演経験があり、特にNHKの大河ドラマシリーズで重要な役どころを演じています。

• - 天と地と（1969年） - 足利義昭
• - 樅ノ木は残った（1970年） - 塩沢丹三郎
• - 春の坂道（1971年） - 松平信綱
• - 徳川家康（1983年） - 本阿弥光悦
• - 炎立つ（1993年） - 奈良法師
• - 花の乱（1994年） - 後花園上皇
• - 義経（2005年） - 佐藤元治役
• - 天地人（2009年） - 高坂弾正
• - 水戸黄門（TBS） - 数々の話数で役を演じる。

また、バラエティ番組や映画、舞台にも多数出演しており、特に時代劇の名優として知られています。

映画と舞台

映画では『眠れる美女』や『地獄変』などがあり、そのほか舞台でも数多くの作品に携わっています。特に、歌舞伎や日本舞踊に関する舞台での存在感は多くの観客に感銘を与えました。

大出俊はさまざまな役を演じることで、俳優としての幅広い表現力を身につけており、今後もさらなる活躍が期待される存在です。彼の演技は日本のエンターテインメント界で長く記憶に残ることでしょう。

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