大分市立賀来小中学校

大分市立賀来小中学校：地域に根ざした小中一貫教育の灯台

大分市立賀来小中学校は、大分県大分市賀来地区に位置する公立の小中一貫校です。2007年4月、従来の大分市立賀来小学校と大分市立賀来中学校を統合する形で開校しました。大分市で初めての小中一貫校として、地域教育に大きな役割を担っています。

小中9年間を見据えた教育課程

賀来小中学校は、義務教育9年間を「前期（1～4年）」「中期（5～7年）」「後期（8～9年）」の3期に分け、段階的な学習指導を行っています。この3期制は、児童・生徒の年齢や発達段階に合わせた教育内容を提供することを可能にし、スムーズな小中学校への移行を支援する仕組みとなっています。

特に、1年次からの英語教育の導入は、グローバル社会に対応できる人材育成を目指した特色ある取り組みです。早期からの英語学習を通して、児童・生徒の語学力向上と国際感覚の涵養を図っています。

歴史と伝統を継承し未来へ

賀来小中学校の前身である賀来小学校は1875年（明治8年）に創立されました。その後、高等小学校の併置、国民学校への改称、そして町村合併を経て、大分市立賀来小学校となりました。賀来中学校も同様の歴史を歩み、両校の歴史と伝統が現在の賀来小中学校に受け継がれています。2022年には開校15周年を迎え、クリアファイルとエコバッグが記念品として配布されました。

アクセスと通学区域

賀来小中学校へのアクセスは、JR九州久大本線賀来駅から徒歩約15分、または大分バス桑原上停留所から徒歩約10分です。通学区域は、賀来地区、高崎の一部、宮苑、東院、東野台、野田、中尾、国分、平横瀬など、広範囲にわたります。

未来を担う人材育成

賀来小中学校は、地域社会に貢献できる人材育成に力を入れています。学習面だけでなく、生徒の自主性や協調性を育む教育にも重点を置いており、部活動や学校行事を通して、豊かな人間性を育む環境を提供しています。

また、プロ野球選手である川瀬堅斗選手、川瀬晃選手、プロサッカー選手である姫野宥弥選手など、著名な卒業生も輩出しており、地域社会から高い評価を得ています。

まとめ

大分市立賀来小中学校は、地域に根ざした小中一貫教育を実践し、児童・生徒の育成に尽力しています。伝統と革新を融合させた教育システムと、地域社会からの高い信頼によって、未来を担う人材育成に貢献し続けていると言えるでしょう。小中一貫教育のモデル校として、今後もその役割を果たしていくことが期待されます。

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