大分県デジタルネットワークセンター

大分県デジタルネットワークセンター株式会社について



大分県デジタルネットワークセンター株式会社（略称：DNC）は、大分県内でケーブルテレビのネットワークを通じて、地上波・衛星波のテレビ放送およびケーブルインターネットサービスを提供する企業です。会社の設立は大分ケーブルテレコムを中心に、県内のケーブルテレビ事業者の参加によって行われ、丁寧に整備された光ファイバーネットワークを活用して、完全デジタル化を進めています。

概要と歴史


DNCは2004年に配信事業を開始し、その後の2006年末には大分県での地上デジタル放送が始まりました。初期の頃は衛星波の配信が主でしたが、2010年からはCS衛星波番組の高画質配信もスタートしました。ただし、実際にそのサービスを利用できたのはごく一部の事業者に限られました。事業開始当初から、DNCは各ケーブル局の自主制作番組の相互利用を行い、2008年には「めじろん放送局」という国体情報番組を初めて共同制作・配信しました。これを契機に、翌年には「週刊ケーブル7」の制作と放送が開始され、現在も継続しています。

事業所


DNCの全ての事業所は大分県内に位置しています。具体的には本社が大分市東春日町にあり、半世紀以上の歴史を持つ旧NHK大分放送局の跡地に設立されています。事務局は別府市のCTBメディア内にあります。

参加団体


DNCには様々な自治体や民間事業者が参加しています。


配信チャンネル


DNCは日本デジタル配信システムを使用しており、HD化を進める中で全国の光ネットワークへの切り替えを進めています。特に、いくつかの代表チャンネルは高画質（ハイビジョン）で提供されていますが、他のチャンネルは標準画質になります。このような配信の仕組みは、歴史的な経緯からJC-HITSなどの供給元から受けている部分もあります。

制作番組


DNCの主な自主制作番組には「週刊ケーブル7」があり、2009年から各局の自主放送チャンネルで放送されています。地域の情報やイベント、文化などを幅広く取り扱う内容が特徴です。

結論


大分県デジタルネットワークセンター株式会社は、テレビ放送のデジタル化において重要な役割を果たしており、地域のケーブルテレビ事業者と連携することで、高品質な視聴体験を提供することを目指しています。また、地域イベントへの積極的な参加を通じて、地域社会とのつながりを大切にしています。

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