大分県道713号弁天横瀬自転車道線

大分川サイクリングロード：弁天町から横瀬までの道のり

大分川に沿って続く、全長約12.46kmのサイクリングロード、大分県道713号弁天横瀬自転車道線は、大分市弁天町を起点に横瀬へと至る、人気のコースです。通称「大分川サイクリングロード」や「大分川サイクリングコース」と呼ばれ、サイクリング愛好家だけでなく、散歩やジョギングを楽しむ人々にも親しまれています。休日には、自転車競技の練習場として利用されることもあります。

路面には起点からの距離がキロメートル単位で表示され、200mごとに目印となるラインが引かれているなど、利用者の利便性にも配慮された設計となっています。

区間ごとの詳細

1. 弁天町（起点）～広瀬橋

この区間は、大分市街地の中心部を縫うように進みます。弁天大橋、舞鶴橋、滝尾橋、宗麟大橋といった、大分市を代表する橋梁を次々と通過します。JR日豊本線と豊肥本線の鉄道橋も眼下に見ながら、緩やかなカーブを描いて進んでいきます。途中、堤防に上がり、上野地区の街並みを一望できるポイントもあります。広瀬橋の手前で堤防を下り、一般道路に合流します。この区間では、市街地の活気と自然が調和した風景を楽しめます。

2. 広瀬橋～賀来神社

一般道路を横断した後、再び堤防上に上がります。大分県立大分豊府高等学校付近からは、緩やかな下り坂となり、府内大橋（国道10号）と交差します。その後、大分川に沿って大きく右へカーブし、明磧橋（国道442号）と立体交差します。このあたりから上り坂となり、再び堤防を走ります。大分自動車道と立体交差した後、南大分の住宅街や宗方地区の風景を眺めながら、賀来川との合流地点にある賀来橋手前まで続きます。賀来橋を渡り、小野鶴橋付近で一般道路の下を通ると、賀来神社が見えてきます。この区間は、市街地の喧騒から離れ、自然豊かな風景が広がります。

3. 賀来神社～横瀬（終点）

賀来神社を過ぎると、大分市立賀来小中学校が見えてきます。その後は、右手に住宅地と田園風景、左手に大分川を望む、静かな区間となります。住宅地を抜けると、国分橋が見えてきますが、自転車道は国分橋の手前で立体交差するトンネル部分で終点となります。道自体はさらに先へと続きますが、すぐに行き止まりになっています。終点付近には、豊後国分寺跡や大分市歴史資料館、JR久大本線豊後国分駅などがあり、歴史と文化に触れることができます。

まとめ

大分川サイクリングロードは、街並みや自然を満喫できる魅力的なコースです。サイクリングはもちろん、散歩やジョギングにも最適で、週末には多くの人々が訪れます。起点から終点まで、変化に富んだ風景を楽しむことができます。大分市を訪れた際は、ぜひこのサイクリングロードを走ってみてください。様々な発見が待っていることでしょう。

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