大同会

大同会について

大同会（だいどうかい）は、鳥取県米子市冨士見町に本部を構える暴力団であり、現在は指定暴力団である六代目山口組の二次団体として活動を行っています。

組織の背景と設立

大同会は1984年に結成されました。当時の山口組の跡目継承人の選出に不満を持った山本広を中心とした勢力が、山口組から離脱し一和会を設立しました。その後、一和会が解散し、森尾卯太男が率いる東竜会が独立組織として大同会に改称しました。米子市を拠点に活動を開始したのです。

山口組への復帰とその後

1990年に森尾は三代目山健組の組長・桑田兼吉から舎弟盃を受け、大同会は山健組の傘下として五代目山口組の三次団体となりました。
その後、2005年に森尾が内部昇格し六代目山口組の直参に昇格、これにより大同会も六代目山口組の二次団体となりました。
大同会は、2015年の山口組分裂以降も六代目に残留し、抗争活動に積極的に関与していることが確認されています。特に2020年には、神戸山口組系の池田組の幹部を銃撃する事件が発生しました。

設立者・森尾卯太男の軌跡

大同会の設立者である森尾卯太男は1953年に鳥取県で生まれました。山一抗争時には、東竜会を牽引し、一和会の二代目山広組の若頭代行に就任していました。一和会の解散後には大同会に改称し独自の組織を立ち上げ、1990年に山健組へと参加しました。
森尾は舎弟頭補佐に昇格し、2005年には六代目山口組の直参に昇格。その後、若頭補佐に任命されて執行部入りを果たしました。
2016年には大規模な人事異動の中で本部長に就任し、組織運営に深く関与しています。

組織構成

大同会は、森尾卯太男を会長に据え、様々な役職が設けられています。

• - 会長：森尾卯太男（六代目山口組本部長）
• - 副会長：岸本晃和（三代目神原組組長）
• - 若頭：細田幸一（三代目細田組組長）
• - 舎弟頭：奥田薫
• - 本部長：三代靖士（三代統龍会会長）
• - 舎弟頭補佐：中本光夫（中本組組長）
• - 若頭補佐：中條正基、奥園清長（奥園組組長）

このように組織の内部は明確に階層化されており、幹部や参与、若中といった役職が存在します。

まとめ

大同会は、六代目山口組の二次団体として、長い歴史と強い組織基盤を持つ暴力団です。その背景には、多くの組織の変遷や重要なメンバーの活動があります。今後の動向にも注目が集まっています。

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