大宮 - つくば・土浦線

大宮 - つくば・土浦線

大宮 - つくば・土浦線は、かつて大宮駅東口とつくばセンター・土浦駅東口の間を、首都高速や常磐自動車道を経由して運行していた高速バス路線です。国際興業バスと関東鉄道が共同で運行していました。関東鉄道側では「土浦・つくば - 大宮線」とも呼ばれていました。

概要

この路線の開設前、2005年8月に首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス（TX）が開業しました。これに対抗するように、JRバス関東は同年12月に「さいたま・つくば号」を1日8往復で運行開始しましたが、利用客が伸びず2006年3月に廃止されました。この路線は、JRバス関東が過去に「ONライナー号」で大宮駅やさいたま新都心への乗り入れ実績があり、ターミナルも確保していたため、単独で運行されていました。

その後、ほぼ同じ経路で、国際興業と関東鉄道が共同で運行を開始したのが、この「大宮 - つくば・土浦線」です。「さいたま・つくば号」と同様に、大宮での新幹線接続をアピールポイントとし、運賃を安く設定、運行回数も1日12往復（両社6往復ずつ）と、「さいたま・つくば号」より多い運行でした。土浦・つくば側の停留所は、つくば市内では「つくば号」と同じ場所（つくばセンターは6番乗り場）を利用していました。

しかし、この路線も利用客が伸び悩み、利用率の低下を理由に2008年2月15日の運行をもって廃止されました。

運行会社

国際興業バス（戸田営業所）
関東鉄道（土浦営業所）

運行経路

大宮駅東口
上落合九丁目 - さいたまスーパーアリーナ徒歩10分
（新都心西出入口）
（首都高速埼玉新都心線）
（与野JCT）
（埼玉大宮線）
（美女木JCT）
（東京外環自動車道）
（三郷JCT）
（常磐自動車道）
（桜土浦IC）
下広岡
並木大橋
並木二丁目
並木一丁目
千現一丁目
千現二丁目
つくばセンター（つくば駅）
土浦駅東口

歴史

2006年10月1日：大宮 - つくば・土浦線 開業
2008年2月15日：同日の運行をもって廃止。回数券・筑波山フリーきっぷの払戻受付は、同年5月31日まで実施されました。


この路線は、開設当初こそ利用が期待されましたが、最終的には廃止に至りました。短期間での廃止となってしまいましたが、この路線は、大宮とつくば・土浦間の移動手段の一つの選択肢として存在していた歴史があります。

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