大宮神社 (盛岡市)

大宮神社について



大宮神社は、岩手県盛岡市に鎮座する神社です。地元では「お宮さん」と呼ばれ、親しまれています。

アクセス



盛岡駅東口から岩手県交通バスを利用し、「大宮神社前」バス停で下車後、徒歩2分で到着します。

  • - [501] 羽場線
  • - [502][503][504] 本宮線

社名の由来



「大宮」という社名は、この神社そのものを指し示す言葉であり、地名（字名）の由来にもなっています。また、大字名である「本宮」は、旧村名である「本宮」に由来しますが、元々は水害による移転前の大宮があった場所（元宮）がその語源です。

歴史



大宮神社の創建は、延暦年間（782年-806年）にまで遡ります。当時、滝沢郷の高丸という者が朝廷の命令に背いたため、桓武天皇の命を受けた坂上田村麻呂がこれを討伐しました。その後、この地を鎮護するため、伊勢神宮の内外両宮の分霊を勧請し、その外宮を「大宮豊受神社」と称したのが始まりと伝えられています。

また、この神社は平安時代に桓武天皇が築かせた陸奥国最北の城柵である志波城の鬼門を守る神社でもあったとされています。代々、鈴木氏がこの神社を司ってきました。

明治時代に入り、社名を現在の大宮神社に改称し、郷社に列せられました。一時、盛岡市仙北町の高屋稲荷神社がこの地に移されましたが、後に元の場所に戻されました。

平民宰相として知られる原敬の生家が近くにあることから、原敬も度々この神社を訪れていたとされています。

文化財



大宮神社には、以下の文化財が所蔵されています。

盛岡市指定文化財




大宮神楽と多賀神楽



大宮神社では、大宮神楽と多賀神楽という二つの神楽が伝承されています。これらの神楽は、地域の人々によって大切に守られており、祭礼などで奉納されています。特に大宮神楽は、盛岡市の無形民俗文化財に指定されており、その歴史と文化的な価値が認められています。


まとめ



大宮神社は、歴史と文化が深く根付いた神社です。盛岡市を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。静かで落ち着いた雰囲気の中で、日本の伝統文化に触れることができるでしょう。



参考文献




外部リンク



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