大小大人

大小 大人（だいしょう おとな）

日本の漫画家、または漫画原作者として知られる大小大人（だいしょう おとな）は、滋賀県に生まれ、7月15日を誕生日とする。

学歴としては、昭和第一高等学校を卒業後、東京理科大学工学部で学んだ経歴を持つ。その多角的な視点は、後の作品にも影響を与えているのかもしれない。

漫画家としての歩み

大小大人が漫画家として一歩を踏み出したのは、2012年のことである。テレビドラマ『SPEC〜翔〜』のスピンオフ作品である『SPEC〜翔〜 THE 4コマ』において、作画を担当した稜之大介氏と共に原作協力という形で関わったのが最初期の活動だ。特筆すべきは、稜之氏とは高校の同級生という関係性であり、この縁が共同での創作活動に繋がった。

同年、少年サンデーの月例漫画賞「まんがカレッジ」に読切作品を応募するも、惜しくも落選。しかし、この落選作『モザイク戦隊カクスンジャー』は、ウェブコミック配信サイトである裏サンデーにて発表される機会を得た。そして、引き続き裏サンデーのプラットフォーム上で、再び稜之大介氏とタッグを組み、『かけてもいいが、これは絶対に恋ではない。』の脚本を担当し、連載を開始した。

活動の変遷と再始動

裏サンデーでの連載が終了した後、大小大人の活動は一時的に変化を見せる。主に企業からの依頼を受け、商品説明を目的としたマンガの原作を数多く手がけるようになったのだ。この期間に培われた、情報を分かりやすく伝える構成力は、後の創作活動にも生かされていると推測される。

そして、2023年11月23日、約10年ぶりに大小大人名義でのオリジナル作品となる『2ピン芸人』の連載が、CoMaxをはじめとする国内の電子書籍サイトで開始された。この作品では、いわや晃氏が漫画を担当しており、新たなパートナーとの共同作業によって生み出されている。

主な作品

大小大人が関わった主な作品は以下の通りである。

連載

SPEC〜翔〜 THE 4コマ（原作協力、作画：稜之大介）
2012年3月 - 6月、TBSブックス★にて連載。
かけてもいいが、これは絶対に恋ではない。（脚本、作画：稜之大介）
2012年9月 - 2013年3月、裏サンデー（小学館）にて連載。
２ピン芸人（原作、漫画：いわや晃）
2023年11月 - 、国内電子書籍サイト（LINEマンガ等）、CoMaXにて連載中。

読切・企業向け作品

モザイク戦隊カクスンジャー（作画：稜之大介）
2012年9月、裏サンデー（小学館）にて発表。
５分でわかるシリーズ（サンメディカル株式会社）
i-TFCシステム（2013年12月、作画：小林裕和）
バルクベース（2014年6月、作画：いわや晃）
プライムアート（2015年1月、作画：いわや晃）
スーパーボンド（2016年1月、作画：いわや晃）
ライトフィックス（2015年9月、作画：いわや晃）
MANGAでセルミック（セル＆ミク名義）（2014年7月、株式会社セルミック、作画：近江のこ）
今日からはじめるラシンシア（2016年4月、ラ・シンシシア株式会社、作画：太陽まりい）

師事した人物

漫画家としての道を歩む上で、柴山薫氏、押山雄一氏に師事している。

関連情報

大小大人の最新情報や作品に関する情報は、X（旧Twitter）アカウント（@daishowotona）をはじめ、各作品の掲載サイトなどで確認できる。

これらの活動を通じて、大小大人氏は漫画原作者、あるいは漫画家として、その独創的な世界観とストーリーテリングで読者を魅了し続けている。

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