大怪獣モノ

映画『大怪獣モノ』

『大怪獣モノ』（だいかいじゅうモノ）は、2016年に公開された日本の特撮映画です。本作は、河崎実監督が手掛け、特に往年の怪獣[[映画]]に対するオマージュを融合させた作品となっています。主演には、当時飯伏プロレス研究所に所属していたプロレスラー、飯伏幸太が選ばれています。元々は2015年の公開が予定されていましたが、主演の飯伏が頸椎椎間板ヘルニアに見舞われたため、公開は2016年に延期されました。この映画のキャッチコピーは「地底怪獣対スーパー巨人！驚天動地の大決戦！」です。

あらすじ

物語は250年ぶりに噴火した明神岳からスタートします。この噴火によって大怪獣モノが姿を現し、周囲の電子機器を無力化する電磁パルスを放出する能力を持っています。日本政府は恐ろしいモノの脅威に対し、昔、万能細胞「セタップX」に関するスキャンダルで学会を追われた西郷博士とその娘・美和の助けを求めます。西郷博士はセタップXを完成させることに成功しており、助手の新田陽出人にそれを注射します。新田は40メートルの大きさを持つ巨大新田となり、大怪獣モノと対峙することになります！

メインキャラクター

大怪獣 モノ

モノは、地殻変動の影響で明神岳の地下から現れた怪獣です。日本の防衛軍と戦った後、地下を通って渋谷へ進攻し、そこで大巨人である新田と三度にわたって衝突します。名前は明神岳に由来しており、学名はモノケロデウスです。5000万年前から地下に生息していた生物で、肉食性のため人間も襲う恐れがあります。特に、電磁パルスを発する能力により、現代兵器や電子機器は無力化されます。モノと呼ばれる存在は実は女性で、ここで発見された卵から抽出された細胞は分裂の速度が非常に速いという特性があります。

大巨人（巨大新田）

新田陽出人は、セタップXを注射した結果、巨大化したキャラクターで、プロレス技を駆使して戦います。特別な能力は持っていませんが、戦闘では彼自身の経験を元にさまざまな技を施します。また、改良セタップXを使うことで毒霧の攻撃にも耐える精神力を獲得し、武器として周囲の道具を利用することもあります。

登場兵器

防衛軍は、10式戦車、90式戦車、さまざまな自動小銃や短機関銃などを駆使してモノに立ち向かいます。これらの兵器は、物語の中で大怪獣との戦いを彩る重要な要素となっています。

スタッフ

映画の制作にあたり、プロデューサーには山口幸彦、関谷和隆、河崎実が名を連ね、監督には河崎実が起用されました。脚本には中野貴雄と河崎実が協力し、特撮の魅力を引き出すために多くのプロフェッショナルが関わっています。

映画外での展開

『大怪獣モノ』は、2016年8月28日に東京・豊洲で行われたプロレスイベント「あみゅ博・FIGHTING AID」での発表がありました。このイベントでは、プロレスラーのケンドー・カシンがモノの卵を強盗するという形で、映画のプロモーションも行われました。

まとめ

『大怪獣モノ』は、特撮映画の魅力とプロレスの要素を上手く融合させた作品です。ストーリーやキャラクターの設定、迫力ある映像が、観客を映画の世界へ引き込みます。特撮ファンや怪獣[[映画]]を好む人には、ぜひ一見の価値がある作品です。

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