大手前丸亀中学・高等学校

大手前丸亀中学・高等学校

大手前丸亀中学・高等学校は、香川県丸亀市大手町一丁目にあり、私立の完全中高一貫校として教育を提供しています。学校は1906年に創立された丸亀和洋裁縫女学校にその起源を持ち、以来、長い歴史を歩んできました。複数回の校名変更と組織改革を経て、2017年に現在の校名に改名されました。

沿革

学校の沿革を見ると、その歴史は非常に多岐にわたります。最初の学校設立から始まり、1943年には財団法人倉田学園が設立され、丸亀女子実業学校や三豊女子実業学校が誕生しました。1948年には香川県大手前高等学校として女子教育から男女共学に移行し、1964年には普通科に特化する形で教育内容が変更されました。

1980年代には創立80周年を祝う式典や記念図書館の落成が行われ、100周年を迎えるにあたり新体育館「サルトホール」が竣工するなど、多くの記念事業が進められました。特に2006年、学校は創立100周年を迎え、その年に新体育館が完成しました。

その後も学校の発展は続き、最新の出来事としては、2023年7月に高校の生徒が国際物理オリンピックで金メダルを受賞しました。このように、生徒の活躍は学校の名声を高めていますが、一方で2023年9月には違法な時間外労働が疑われ、労働基準監督署から是正勧告を受ける事態も発覚しました。

年間行事

大手前丸亀では多彩な年間行事が用意されており、各学年ごとに様々な活動が行われています。4月には新入生を迎える入学式や始業式、対面式が行われ、友情を深めるための部活動体験や遠足も企画されています。
・ 5月では中学1年生が勤労体験学習を行い、6月にはオープンスクールや期末試験が実施されます。
・ 7月には文化部合同発表会や芸術鑑賞教室が開かれ、前期課外も行われます。8月は夏の講習会や後期課外が行われ、9月には文化祭や体育祭、英検受検などのイベントがあります。

また、特に修学旅行は中学3年生と高校2年生の重要な行事として毎年実施されています。多くの生徒にとって思い出深い経験となるでしょう。毎年、教育的意義を持った行事が計画されており、多様な活動を通じて生徒たちの成長が促されています。

設置課程とアクセス

大手前丸亀中学・高等学校では全日制の普通科が設置されており、将来に向けた基礎学力を育成しています。最寄りの交通機関はJR四国の予讃線丸亀駅で、その他にも丸亀コミュニティバスの丸亀城前停留所からアクセス可能です。また、香川県外から通う生徒も多く、愛媛県や岡山県、徳島県などからも通学しています。

著名な出身者

この学校からは政治家や学者、文化人など多くの著名な出身者が誕生しています。政治界では有福哲二氏、学問の世界では小川秀興氏や倉山満氏、そして文化人として松浦理英子氏などが名を連ねています。

このように、大手前丸亀中学・高等学校は教育と文化の発展に寄与し続けており、未来を担う若者たちが成長するための場としての役割を果たしています。

もう一度検索