大手町ホトリア

大手町ホトリア

大手町ホトリアは、東京都千代田区大手町に位置する2棟のオフィスビル、大手門タワー・ENEOSビルと大手町パークビルディングから構成される複合施設です。この施設は、都市再生特別地区認定事業の一環として、りそな・マルハビルと三菱東京UFJ銀行大手町ビル（旧三和銀行東京本部）の建て替えプロジェクト「大手町1-1計画」によって誕生しました。

概要

りそなマルハビル跡地にはA棟の大手門タワー・ENEOSビルが、三菱東京UFJ銀行大手町ビル跡地にはB棟の大手町パークビルディングがそれぞれ建設されました。「大手町ホトリア」という街区名称は、岩永嘉弘氏によって命名されました。

両ビルの地下1階には、2棟一体型の商業空間「よいまち」が設けられています。「粋で情がある、オトナの遊び場」をコンセプトとし、魅力的な店舗が並びます。また、皇居に面した約2800㎡の広さを持つ「ホトリア広場」は、皇居とのつながりを意識した憩いの場として、人々の交流やコミュニケーションを促進する空間となっています。

大手門タワー・ENEOSビル (旧：大手門タワー・JXビル)

皇居大手門の目前に位置する大手門タワー・ENEOSビルは、ENEOSホールディングスとJX石油開発の本社が入居しています。このビルは、皇居の豊かな自然と調和するよう、環境に配慮した設計がなされています。地下2階には皇居外苑濠の水質改善施設が設置され、1階にはホトリア広場に面して交流・活動拠点である「3×3Lab Future」があります。

大手町パークビルディング

2017年1月に竣工した大手町パークビルディングは、オフィス機能に加えて、ホテル「アスコット丸の内東京」が入居する複合ビルです。三菱地所本社などのオフィスに加え、22階から29階にはホテルがあります。ホテルのエントランスは1階にありますが、ロビーや受付がある22階へは、シャトルエレベーターで移動します。

沿革

2013年2月 - 大手門タワー・JXビル（現：大手門タワー・ENEOSビル）着工
2014年4月14日 - 大手町パークビルディング着工
2015年11月 - 大手門タワー・JXビル（現：大手門タワー・ENEOSビル）竣工
2016年1月1日 - JXホールディングス（2017年にJXTGホールディングスに社名変更）が本社移転
2017年1月 - 大手町パークビルディング竣工
2020年7月 - JXTGホールディングスのENEOSホールディングスへの社名変更に伴い、大手門タワー・JXビルを大手門タワー・ENEOSビルに改称

大手町ホトリアは、オフィスビルとしての機能だけでなく、商業施設や広場を通じて、地域の人々や企業が集まり、交流を深めるための場所を提供しています。皇居に面したその立地も魅力の一つで、都会の中でありながら、自然を感じられる空間が広がっています。

関連リンク

よいまち
アスコット丸の内東京

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