大東文化大学テコンドー部

大東文化大学テコンドー部

大東文化大学テコンドー部（Daito Bunka University Taekwondo Club）は、東京都板橋区に本部を置く大東文化大学に所属する体育会クラブです。テコンドーという競技を通じて、学生たちの心技体の向上を目指し、国内外の大会で顕著な成績を収めてきました。その長い歴史の中で、国内の大学テコンドー界において揺るぎない「名門」そして「強豪」としての地位を確立しています。

沿革と活動

本部は日本のテコンドー競技を統括する主要団体の一つである全日本テコンドー協会（WTF、現在のWTJ）に所属し、その競技規則に基づいた活動を展開しています。学生が主体となり、日々の厳しい練習に取り組むことで、個人の技術向上とチームとしての連携強化を図っています。

主な実績

大東文化大学テコンドー部は、設立以来、数多くの輝かしい成績を残しています。

団体戦績

特に国内最高峰の学生大会である全日本学生テコンドー選手権大会においては、圧倒的な強さを誇ります。日本テコンドー連盟主催時代には、2001年から2003年にかけて3年連続で団体優勝を達成し、その名を轟かせました。その後、全日本テコンドー協会主催となってからも、2006年、2007年、2008年（12月開催）、2012年、2013年、2015年、2016年、2017年、2018年、2019年と、実に多くの年度で総合優勝の栄冠に輝いています。特に2019年には、前人未踏の5連覇を達成するという歴史的な偉業を成し遂げ、学生テコンドー界における最強チームとしての地位を確固たるものにしました。

個人戦績

部員個々の実力も非常に高く、国内外の主要大会で多くのメダルや入賞を獲得しています。

国際大会での活躍
アジア競技大会（2010年）での銀メダル獲得。
アジア選手権大会（2010年）での銀メダル獲得。
ユニバーシアード競技大会では、2011年に第5位入賞、2015年には日本代表として選出されました。
大学世界選手権大会では、2012年に銀メダル・銅メダル、2014年には男子54kg級で3位、女子49kg級でベスト8に進出するなど、世界の舞台でも存在感を示しました。
韓国オープン（2012年）での金メダル獲得。
東アジア競技大会（2013年）では、日本代表として金メダルと銅メダルを獲得。
テコンドー世界選手権大会には、2013年、2015年に複数名の日本代表選手を輩出しています。
オリンピックにおいても、2012年のロンドン大会で入賞者を輩出し、2016年のリオデジャネイロオリンピックアジア大陸予選、2021年の東京オリンピックには日本代表選手を送り出しています。

全日本選手権大会での活躍
全日本選手権大会においても、毎年多数の選手が上位に進出しています。特に、2014年、2015年にはそれぞれ3名の優勝者を輩出し、2020年には5名、2021年には3名が優勝するなど、国内トップレベルでの安定した強さを見せています。また、準優勝者も多数輩出しており、層の厚さを証明しています。

主な卒業生

大東文化大学テコンドー部は、競技者としてだけでなく、人間としても優れた多くの卒業生をテコンドー界に送り出してきました。日本のテコンドー史に名を刻む選手も多数輩出しています。

大谷主水：2003年のテコンドー世界選手権（ドイツ）に日本代表として出場。
笠原江梨香：2010年のアジア競技大会女子49キロ級で準優勝、2012年のロンドンオリンピックでは第7位に入賞。
鈴木セルヒオ：2021年の東京オリンピックに日本代表として出場。

これらの輝かしい実績は、学生たちのたゆまぬ努力と、熱心な指導の賜物です。大東文化大学テコンドー部は、今後も日本のテコンドー競技レベルの向上に大きく貢献し、新たな歴史を築いていくことが期待されています。

詳細は大東文化大学テコンドー部公式ウェブサイトをご覧ください。

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