大橋清太郎

大橋清太郎は、1882年11月3日に現在の東京都で生まれ、1962年11月25日に没した日本の政治家です。衆議院議員を2期務めました。彼は東京府立一中（現在の東京都立日比谷高等学校）を卒業後、家業の材木商を継ぎました。政治の世界へは、品川町議会議員、同町長、東京市会議員、同参事会員、東京府議会議員、同参事会員、同議長を歴任し、地方政治で経験を積みました。

1940年、斯波貞吉と麻生久の死去に伴う衆議院議員補欠選挙で、東京5区から初当選を果たし、国政に進出しました。当時、日本では反英運動が盛んでしたが、大橋もこの運動に積極的に参加しました。1939年7月14日には、山王台などで開催された反英市民同盟主催の集会で座長の一人を務めました。

1942年の第21回衆議院議員総選挙では、大政翼賛会の推薦を受けて当選を果たし、衆議院議員として活動しました。しかし、第二次世界大戦後、大政翼賛会の推薦議員であったことから公職追放の対象となり、一時的に政治活動から退くことになりました。後に追放は解除されましたが、再び立候補することはありませんでした。彼は1962年に生涯を閉じました。

大橋清太郎の家族としては、長男の清一がおり、その妻である鶴子は実業家・政治家の小坂梅吉の四女にあたります。

参考文献としては、『翼賛議員銘鑑』（議会新聞社、1943年）や『議会制度百年史 衆議院議員名鑑』（大蔵省印刷局、1990年）などが挙げられます。

大橋清太郎は、地方政治から国政へと進み、激動の時代を生きた政治家の一人でした。彼の政治活動は、当時の日本の社会情勢を反映しており、歴史を研究する上で重要な人物の一人として捉えられています。

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