大橋通停留場

大橋通停留場の概要

大橋通停留場（おおはしどおりていりゅうじょう）は、高知県高知市本町にある、とさでん交通伊野線の路面電車の停留所です。この停留場は、1904年に開業し、長い歴史を持つ重要な交通の拠点となっています。

歴史的背景

大橋通停留場の起源は、1904年（明治37年）5月に遡ります。当時、土佐電気鉄道の一部として開通した本町下二丁目停留場としてスタートしました。この名称は、1949年（昭和24年）以前に現在の「大橋通停留場」へと改められました。年表を辿ると、堀詰停留場から乗出までの区間が開通した際に、新たにこの停留場が設けられたことがわかります。2010年にはバリアフリー化が進められ、利用者にとってさらに便利な場所となりました。

年表

• - 1904年5月2日: 土佐電気鉄道本町線が開通し、本町下二丁目停留場として開業。
• - 1949年以前: 大橋通停留場へ改称。
• - 2010年4月2日: 従来の乗り場をバリアフリー化。
• - 2014年10月1日: 経営統合によりとさでん交通の停留場となりました。

停留場の構造

大橋通停留場は、伊野線の併用軌道区間に位置し、ホームは道路上に設置されています。ホームは2面あり、東西方向に伸びる2本の線路の間に配置されていますが、これらのホームは交差点を挟んで配置が異なり、東側にはりまや橋行き、西側には伊野方面行きのホームがあります。以前は交差点手前にありましたが、2010年のバリアフリー化に伴って現在の位置に移設されました。

周辺施設

停留場名に由来する大橋通周辺には、大橋通商店街があります。この商店街は「高知市の台所」とも称され、鮮魚、青果、総菜、乾物など多様な店舗が軒を連ねています。また、近隣の帯屋町やおびさんロード、天神橋通商店街、はりまや橋商店街と共に県内有数の商業エリアを形成しています。周囲には学校も多いため、常に人通りが賑わっています。

北へ徒歩5分ほどの距離にはひろめ市場があり、美味しい食事や地元の特産品が楽しめる場所です。南方向に目を向けると、鏡川の河畔に潮江天満宮があり、その参道には大橋通の名の由来となった天神大橋が架かっています。これらの要素が融合し、大橋通停留場は地域における交通と文化の重要な拠点としての役割を果たしています。

隣接する停留場

とさでん交通伊野線内では、隣り合う停留場として堀詰停留場が位置し、高知城前停留場へと続いています。1977年までは、隣接する堀詰停留場と中ノ橋通停留場との間にも停留場がありました。これにより、地域住民や観光客が便利に移動できる環境が整えられています。

このように、大橋通停留場はただの交通機関を超え、地域の経済と文化が交錯する大切な場所であり続けています。

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