大波 (福島市)

大波（おおなみ）

大波（おおなみ）は、福島県福島市に所在する地域であり、その郵便番号は960-0811です。このエリアは福島市の東部に位置し、周囲には飯野町青木、立子山、渡利、伊達市保原町富沢などが接しています。大波はかつて大波村と呼ばれていた地域で、福島市域とは山によって隔てられており、伊達市や川俣町と同じ広瀬川の流域にあたります。

地理

大波は山の間に挟まれた谷間の平地に位置しており、水田が広がっています。主な水源となる小国川とその支流が地域を形成しており、国道115号が通る沿道に集落が連なっています。この地域はまた、霊山町上小国と下小国と共に伊達郡小国村に属していた過去がありますが、その後の町村合併により霊山町に統合されました。

現在、大波には福島警察署と福島消防署が管轄しています。

自然と山

この地域には天井山という532mの山があります。山に囲まれた大波は自然環境に恵まれており、小国川の清流が四季折々の風景を作り出しています。

歴史

1889年、町村制が施行され、伊達郡小国村が発足しました。この際、旧大波村域は小国村の一部となりました。その後、小国村は1955年に周辺町村と合併し、伊達郡霊山町が成立し、霊山町の大字となります。さらに同年、旧大波村域は霊山町から分離して福島市に編入され、現在の大波となりました。

2011年には、東日本大震災が発生し、福島第一原子力発電所事故が起こりました。この影響で、避難指定を受けることはありませんでしたが、近隣の地域では影響を受けた世帯があり、大波から他の地区へ移住する住民が増える事態となりました。

世帯数と人口

2022年3月31日現在のデータによれば、大波の世帯数や人口についての詳細な情報がありますが、具体的な数値は最新の統計に基づいて確認する必要があります。

学校と交通

大波に所在する子どもたちは福島市立の小学校や中学校に通うことができ、その学区は地域によって設定されています。また、鉄道は通っていませんが、最寄りの駅はJR東北本線の福島駅です。交通手段としては国道115号や福島県道318号上小国下川原線、バスが利用されており、福島交通の路線バスが地域内を運行しています。

施設と名所

大波には福島市役所の東部支所や、篤仁会富士病院などの公共施設が揃っています。また、大波城跡や大波住吉神社があり、特に住吉神社では三匹獅子舞が福島市の無形民俗文化財に指定されています。

大波は自然豊かで、歴史的な背景を持つ地域であり、その全体像を知ることで、福島市未踏の地を楽しむことができます。

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