大津インターチェンジ (滋賀県)

大津インターチェンジの概要

大津インターチェンジ（おおつインターチェンジ）は、滋賀県大津市朝日が丘にある名神高速道路のインターチェンジです。このICは、大津サービスエリアと共に設置されており、大都市近郊区間の一部として大阪へのアクセスを便利にしています。

計画の変遷

名神高速道路が建設されていた当初、現在の京都東ICは大津ICとして計画されていましたが、その後の計画変更により、大津ICは名古屋方面への出入口のみが設置されることとなりました。これに対して、地元からは大津市側からの利用が不便であるとの批判があり、急遽神戸方面への出入口が設けられました。最終的には、名古屋方面への利用も可能となりました。

1963年7月16日には、大津ICは名称を京都東ICに変更し、正式に開設されました。この際、名古屋方面の出入口が設定され、その後京都ICの仮称が発表されたICも名称が変更されています。

立体交差の整備

以前は、京都東IC方面からの出口料金所へのアクセスや、入口料金所から瀬田西ICへ向かうルートが平面交差していたため、入口から入る車両は交差点で一時停止が必要でした。これに対応する形で、2014年2月から立体交差化工事が実施され、同年6月20日に完成。これにより、通行時に一時停止する必要がなくなりました。

バスの運行とアクセス

かつては、大津バスストップへ向かう高速バスが交差点を利用していましたが、現在では大津BSに停車するバスは存在しません。上下線ともに、大津サービスエリアから一般道へは出られますが、一般道から大津SAへは入れない構造となっています。なお、大津ICは2009年3月より休日特別割引を始め、名神高速道路の大都市近郊区間外で最西地点となっていることからも、地域交通において重要な役割を果たしています。

道路情報

大津ICは名神高速道路の31番のインターチェンジにあたります。また、接続道路には滋賀県道56号大津インター線や、間接接続として国道1号（国道8号重複）、滋賀県道103号大津停車場本宮線が存在します。料金所は6つのブースが設けられており、入口にはETC専用のブースが1つ、サポート目的のブースが1つの計2つのブースが利用可能です。出口には4つのブースがあり、ETC専用が2つ、サポート用が2つ設けられています。

周辺施設

大津インターチェンジの周辺には、琵琶湖や滋賀短期大学、滋賀短期大学附属高等学校、大津市立打出中学校、滋賀県庁、びわ湖ホールなどの施設があります。また、JR東海道本線（琵琶湖線）の大津駅やびわ湖大津プリンスホテル、大津港、そして大津湖岸なぎさ公園なども近隣に位置しており、観光や軽いレクリエーションも楽しめる場所です。

定期的な更新

大津ICは、交通の便が向上するように様々な改良が行われており、2025年3月11日には料金所がETC専用となる予定です。これにより、よりスムーズな通行が期待されています。

大津インターチェンジは、滋賀県における重要な交通のハブとして、多くの利用者に寄与し続けています。

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